レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/10/14
- 登録日時
- 2022/12/14 00:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:42
- 管理番号
- M22101411536759
- 質問
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積乱雲のバックビルディングについてくわしく説明されている児童書が見たい。
- 回答
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①『こども気象学』の「大きな被害をもたらす線状降水帯の正体」の頁では、「風上で次々と新しい積乱雲が発生し、発達しながら移動することをバックビルディングと呼びます。バケツをひっくり返したような激しい雨が数時間続くこともり、土砂災害や洪水の被害に注意が必要です。」との説明があり、「バックビルディング」の様子がわかりやすくイラスト入りで紹介されている。
②『空を見るのが楽しくなる!雲のしくみ』の「集中豪雨をもたらす線状降水帯」の頁では、「一つの積乱雲の寿命は30分~1時間で、降らせる雨の量も数十㎜と、通り雨ですむことも多いです。しかし、風上側に新たな積乱雲が次々と発生して列をなすと、同じような場所で強い雨が降り続き、集中豪雨をもたらすことがあります。積乱雲が風に流されて移動するとともに、進行方向の後ろ側(バック)で新しい積乱雲が続々とつくられます(ビルディング)。このような線状降水帯ができるしくみを積乱雲のバックビルディングと呼んでいます。」との記載がある。
③『天気と気象の事典』の「局所的大雨と線状降水帯」の頁では、「集中豪雨をもたらす原因として、線状降水帯が知られるようになりました。暖かい湿った風が陸地に入って、積乱雲が次々と生まれ、上空の風に流されて並んでいきます。すると雨の降る場所が帯状に広がり、そこには次々と積乱雲がやってきて、雨量がとても多くなります。列の後ろ側の風上で積乱雲が次々と生まれるところは、バックビルディング現象といいます。梅雨の末期などにしばしば起こります。」との記載がある。また、「線状降水帯とバックビルディング現象」の様子がイラストで紹介されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 気象学 (451 9版)
- 参考資料
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①『こども気象学』 新星出版社,2022.7,207p. 参照はp.104-105.
②荒木健太郎 津田紗矢佳『空を見るのが楽しくなる!雲のしくみ』 誠文堂新光社,2022.1,79p. 参照はp.46-47.
③武田康男『天気と気象の事典』 永岡書店,2022.7,159p. 参照はp.70-71.
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①『こども気象学』 新星出版社,2022.7,207p. 参照はp.104-105.
- キーワード
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- 積乱雲
- 線状降水帯
- ゲリラ豪雨
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2022101411524236759
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 高校生, 中学生, 小学生(高学年), 小学生(低学年以下)
- 登録番号
- 1000325672