レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/9/21
- 登録日時
- 2019/12/15 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:40
- 管理番号
- M19101018408081
- 質問
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ジョン・スタインベックの『ポポロの遺言』が読みたい。作家の愛犬が死ぬ前に遺書を残していたというような話らしい。
- 回答
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下記の過程よりジョン・スタインベックの『ポポロの遺言』の存在は確認できなかったが、質問の内容に近いユージン・オニールの『愛犬ブレミーの遺書』の存在であれば確認できた。
国立国会図書館サーチで「ポポロの遺言」や「ポポロ」を検索したが、該当する資料はヒットしなかった。①の年譜で全作品を確認したが、見つからなかった。
次に、ジョン・スタインベックの作品で犬が出てくる作品を確認した。
①『スタインベック全集20 アーサー王と気高い騎士たちの行伝』
年譜のp.584に「愛犬チャーリー」と記載があった。また、同じページに「『チャーリーとの旅』の執筆を始める」と書かれていた。
②『スタインベック全集16 チャーリーとの旅』
確認したが、質問にある内容とは異なっていた。
③『スタインベック全集19 スタインベック書簡集』
愛犬のエピソードが書かれた箇所が多く見られたが、質問にある内容に該当する箇所は見られなかった。
該当する資料が見つからなかったので、国立国会図書館サーチで「愛犬 遺書」のキーワードで検索すると、以下の資料がヒットした。
④『リーダーズダイジェスト27(2)』
目次を確認すると、ユージン・オニールの『愛犬ブレミーの遺書』(原題:『The Last Will and Testament of Silverdene Emblem O’Neill』訳者不明,1956)があった。国立国会図書館デジタルコレクションで内容を確認すると「オニール家の愛犬が老衰で死ぬ前、彼が妻カーロッタを慰めるために愛犬に代わって書いた「遺書」」というものであった。
作品はユージン・オニールの公式ホームページ(「eOneill.com An Electronic Eugene O’Neill Archive」)で『The Last Will and Testament of Silverdene Emblem O’Neill』(1940)の英語原文が確認できる。
(http://www.eoneill.com/texts/blemie/contents.htm)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 英米文学 (930 9版)
- 参考資料
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①スタインベック『スタインベック全集20 アーサー王と気高い騎士たちの行伝』 大阪教育図書,2001.1,595,5p, 参照はp.584.
②スタインベック『スタインベック全集16 チャーリーとの旅』 大阪教育図書,1998.6,587p.
③スタインベック『スタインベック全集19 スタインベック書簡集』 大阪教育図書,1996.4,783,18p.
④国立国会図書館デジタルコレクション(http://dl.ndl.go.jp/)
『リーダーズダイジェスト27(2)』日本リーダーズダイジェスト社,1972-02,213p,参照はp.75-78
(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1763288) 公開範囲:国会図書館/図書館送信参加館内公開
⑤eOneill.com An Electronic Eugene O’Neill Archive(http://www.eoneill.com/texts/blemie/contents.htm)
(http://www.eoneill.com/texts/blemie/contents.htm)(2019/9/21時点)
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①スタインベック『スタインベック全集20 アーサー王と気高い騎士たちの行伝』 大阪教育図書,2001.1,595,5p, 参照はp.584.
- キーワード
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- スタインベック
- ポポロの遺言
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2019101018463508081
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000270352