レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年02月21日
- 登録日時
- 2022/02/21 18:36
- 更新日時
- 2022/08/05 14:49
- 管理番号
- 郷土-1008
- 質問
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未解決
毛利時代以前,毛利時代,福島正則時代の各時代における刀鍛冶の鍛治屋町(鍛冶屋敷)が,現在の福山市鞆町のどこにあったか各時代ごとに知りたい
- 回答
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〇毛利時代以前,毛利時代における刀鍛冶の場所については,書かれている資料を見つけられず。
〇鞆刀鍛冶の発祥については,次の資料に記載があり。
・『鞆の伝統産業』 福山市教育委員会/編 福山市教育委員会 1979年 【K602フ】p.15-16
「伝統の鞆鍛冶の発祥は刀鍛冶とされ,天平年中(奈良時代747年頃)三原小鍛冶の文派(鞆三原・尾道三原・貝三原)によって始まり,鞆三原は鞆之津の「室の木」(現在の関町)に在って正信を祖とし,幾多の名工を輩出している」
〇鞆鍛冶については次の3冊に記載があるが,場所については記載がなかった。
・『沼隈郡誌』復刻版 沼隈郡役所/編 芸備郷土誌刊行会 1981年 【K201ヌ】p.296-297
・『今昔物語福山の歴史』上巻 村上 正名/著 歴史図書社 1978年 【K211ム】p.286
・『広島県史』民俗編 広島県/編 広島県 1978年 【H201ヒ5】p.709
〇福島正則時代の鍛冶については,次の資料に記載があり。
・『鞆の伝統産業』 福山市教育委員会/編 福山市教育委員会 1979年 【K602フ】p.16
・『福山志料』 菅 茶山/著 「福山志料」刊行会 1968年 【H211フ】巻之二十五 鞆津 五
(国立国会図書館デジタルコレクション『福山志料』下 書誌ID:000000427765 84コマ)
・『備後叢書』2 得能 正通/編 東洋書院 1990年 【H200ヒ2】 あくた川のまき p.447
(国立国会図書館デジタルコレクション『備後叢書』第2巻 書誌ID:0000012312277 231コマ)
・『今昔物語福山の歴史』上巻 村上 正名/著 歴史図書社 1978年 【K211ム1】p.288
・『広島県史』民俗編 広島県/編 広島県 1978年 【H201ヒ5】p.709
〇鞆鍛冶の歴史は刀鍛冶に始まり,その後生活用具を主軸に発展した。福島正則時代に石井町に住む鍛冶屋を中心に他の鍛冶釘屋を集め,鍛冶町に鍛冶専用地区を指定した。この鍛治町は,現在の鞆町鞆や鞆町後地で小烏神社周辺にあたる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『鞆の伝統産業』 福山市教育委員会, 1979年. p.15-16(当館請求記号K602フ,当館資料番号205357239)
- 『沼隈郡誌』復刻版. 芸備郷土誌刊行会, 1981年. p. 296-297 (当館請求記号 H201ヌ, 当館資料番号 204837751)
- 村上正名. 『今昔物語福山の歴史』上巻. 歴史図書社, 1978年. p. 286 (当館請求記号 K211ム1, 当館資料番号 204681415)
- 『広島県史』民俗編. 広島県, 1978年. p. 709 (当館請求記号 H201ヒ5, 当館資料番号 204662563)
- 菅茶山. 『福山志料』 復刻版. 「福山志料」刊行会, 1968年. p. 巻之二十五 鞆津 五 (当館請求器具 H211フ,当館資料番号 200392165)
- 『備後叢書』第2巻. 東洋書院, 1990年. p. 447 (当館請求記号 H200ヒ2, 当館資料番号 201590916)
- キーワード
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- 鞆の浦
- 刀鍛冶
- 鞆鍛冶
- 福島正則
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000312307