レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20020719
- 登録日時
- 2005/02/02 02:13
- 更新日時
- 2005/11/17 12:03
- 管理番号
- C2002F0019
- 質問
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未解決
卒業式の際の証書の受け取り方(最初に左手を出して持ち、半拍遅れて右手を出して受け取る)とその由来・理由について。
- 回答
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お尋ねの「証書の受け取り方」について、学校行事関連の事典やハンドブック、作法関連の図書等を多数調べたところ、下記の資料に、動作の詳細についての記述がありました。(【 】内は当館請求記号)。
(1)『礼法読本』 桜井役著 改訂版 教学研究社 1947 189p 【387-Sa555r-(t)】
*この資料のp.127~128に、以下の記述があります。
「辞令書・卒業証書その他長上より物を授けられるときは、凡そ三歩前で敬礼し、進んで両手で受けて押戴き、一見の後敬礼して退く。坐礼のときもこれに準ずる。」
「証書などは、先ず左手で左縁を持ち、次に右手を右縁にかけて受けることもある。」
(2)『礼儀作法の手引』 松平二郎著 愛隆堂 1959 254p 【387-M283r】
*この資料のp.76に、以下の記述があります。
「卒業証書や、表彰状などを、渡される場合には、だいたい二三歩くらい前まで進み、一礼してから、さらに進んで受け取り、両手でおしいたゞいて、三歩ほどうしろに退がり、そして敬礼をして、引き下がります。」
なお、受け取り方の起源ないし由来について述べている文献は見つかりませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『小・中学校卒業式ハンドブック』(家本芳郎 民衆社)に受け取り方のみ記載。その理由等については書かれていない。
- NDC
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- 通過儀礼.冠婚葬祭 (385 9版)
- 参考資料
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- 礼法読本 桜井役著 改訂版 大阪 教学研究社 1947 189p <387-Sa555r-(t)>
- 礼儀作法の手引 松平二郎著 東京 愛隆堂 1959 254p <387-M283r>
- キーワード
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- 礼儀作法
- 卒業式
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 専門図書館
- 登録番号
- 1000014091