レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年03月06日
- 登録日時
- 2020/05/20 16:28
- 更新日時
- 2020/05/20 16:46
- 管理番号
- R1004040-28
- 質問
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解決
宇宙における天体の距離の求め方について分かりやすい文献を探している。年周視差やセファイド型変光星を用いて距離を求める方法等があるととても参考になる。
- 回答
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〇天体までの距離の測定方法に関して解説されている資料
・『測り方の科学史 1』西條敏美/著 恒星社厚生閣 2011.11 ISBN978-4-7699-1263-7
*地球の質量・年齢、月・太陽・恒星・銀河までの距離・質量・年齢の測り方について、古代の科学者・物理学者・天文学者が考案した初期の測定方法を紹介。「第4章 恒星」のp90「1.恒星および銀河までの距離の測り方」では、p93「1-3 年周視差による距離の測定」、p100「1-7 セファイドを利用した距離測定」の他、視線速度・光の明るさ・光のスペルトル分析・ヒッパルコス衛星による視差測定等、恒星までの距離の測定方法を複数解説。
・『観察でわかる地学』福地孝宏/著 誠文堂新光社 2007.3 ISBN978-4-416-20707-9
*中学生向けの自然科学に関する実践教科書。「第1章 宇宙」にてp10「星までの距離を表す単位」、「第2章 天体の動き」のp46「観測2-7 地球の公転-星の年周視差を測定する-」にて「年周視差から星の距離を求めるための理論」を解説。
・『宇宙ものしり百科』国際文化交友会 2006
*公益財団法人国際文化交友会が運営する月光天文台が監修した宇宙や天体現象への疑問についてQ&A形式で紹介。p47「36星までの距離はどう測るの?」では、三角測量の原理、年周視差による測定法、星のスペクトル線を調査する測定法による解説の掲載あり。
・『最新天文百科』 Michael A.Seeds/著 丸善 2010.10 ISBN978-4-621-08278-2
*p303 13-2 銀河を測る
・『数学でわかる宇宙』 祖父江義明/執筆 ニュートンプレス 2019.8 ISBN978-4-315-52174-0
*p40~55 見かけの明るさ、本来の明るさ、距離の関係 星団までの距離を求めてみよう 「運動星団の方法」について計算式あり。
・『天文の事典』 磯部琇三/編集 朝倉書店 2003.7 ISBN4-254-15015-6
*p69 宇宙論パラメータの観測的決定 2)銀河の特異運動 p239・p241・p552・p577 「セファイド」について。
・『天体観測の教科書』 変光星観測編 日本変光星研究会/編 誠文堂新光社 2009.5 ISBN978-4-416-20917-2
*p23 3-1-4 「セファイド変光星」はくちょう座にある周期が16日と長いセファイドはくちょう座Xを収録。
・『宇宙用語図鑑』 二間瀬敏史/著 マガジンハウス 2017.11 440 ISBN978-4-8387-2973-9
*p174 セファイド変光星 脈動変光星のタイプの一つであるセファイド変光星を使って、6000万光年ほど先までの距離の測定ができることを説明。
・『オックスフォード天文学辞典』 Ian Ridpath/編 朝倉書店 2003.11 ISBN4-254-15017-2
*p132 ケフェイドの項あり。
・『新しい宇宙のひみつQ&A』 的川泰宣/著 朝日新聞出版 2014.7 ISBN978-4-02-331311-8
*p154 「太陽と惑星の距離に不思議な法則があるとか!? 」「ティティウス・ボーデの法則」
・『天文年鑑』 2019年版 天文年鑑編集委員会/編 誠文堂新光社 2018.11 ISBN978-4-416-71802-5
*p182 「変光星の分類と天体数」 の表あり。
・『宇宙の地図』 観山正見/著 朝日新聞出版 2011.12 ISBN978-4-02-330993-7
*正円図を楕円形に拡大、表示した「宇宙の地図」あり。惑星や小惑星など個々の特徴と太陽からの平均距離、およその大きさがそれぞれ示されている。
・『星空の見方がわかる本』 縣秀彦/著 学研プラス 2017.7 ISBN978-4-05-406574-1
*p188 「太陽系の星ぼしを楽しもう」太陽系全体図と惑星データ掲載。
・『ものの大きさ』 須藤靖/著 東京大学出版会 2006.10 ISBN4-13-064100-X
*p62 遠方天体までの距離決定について
・『ハッブル』 家正則/著 岩波書店 2016.8 ISBN978-4-00-500838-4
*p45 天体の距離測定について。また、小マゼラン星雲中のセファイド変光星の周期と光度に一定の関係があることに気づいた、ハーバード大学天文台のヘンリエッタ・リービットについて。
・『大宇宙MAP』 沼澤茂美/共著 誠文堂新光社 2014.5 ISBN978-4-416-11447-6
*p4 「大宇宙SCALE」この資料に掲載されたすべての天体を距離別に並べた図。
・『ビッグバン&ブラックホール』 沼澤茂美/著 誠文堂新光社 2009.3 ISBN978-4-416-20906-6
*p10 星までの距離 p13 セファイドとは 「ケフェウス座デルタ型変光星」の説明。
・『玉川百科こども博物誌』 [9] 小原芳明/監修 玉川大学出版部 2019.1 ISBN978-4-472-05981-0
*p28 惑星どうしの距離をはかるものさし
・『理科年表』 第93冊(令和2年) 国立天文台/編 丸善出版 2019.11 ISBN978-4-621-30426-6
*p10 p23 年周視差について
・『銀河』 S.フィリップス/著 日本評論社 2013.12 ISBN978-4-535-78624-0
*「第1章 宇宙の中の銀河」のp8「1.3距離の測定」がある。銀河のスケールの検証について16世紀までさかのぼり、三角視差の理解や基線をさらに長く取る2AUと1AUの方法を説明(星の年周視差)。計算式、ハッブルが最初に発表した外銀河NGC6822におけるセファイドの観測結果図あり。
・『宇宙のしくみ』 新星出版社編集部/編 新星出版社 2005.12 ISBN978-4-405-10651-7
*見かけの明るさと距離。p98「恒星までの距離の測り方」「年周視差を利用したき距離の測定」の図解あり。
・『よくわかる宇宙のしくみ』 吉川真/監修 ナツメ社 2006.8 ISBN4-8163-4176-3
*p128「恒星までの距離はどうやって測るの?」年周視差を利用したき距離の測定 図解あり。
・『天の川銀河の地図をえがく』 郷田直輝/著 旬報社 2009.4 ISBN978-4-8451-1106-0
*p108 4天の川銀河を測る 年周視差を用いた三角測量の説明やセファイド変光星についての記述あり。
・『ダークマターとは何か』郷田直輝/著 PHP研究所 2012.8 ISBN978-4-569-80546-7
*p160 位置天文学の変遷と今後 ①光行差の発見 ②年周視差の発見
・『物理のドレミファ 6』黎明書房 1988.1 ISBN4-654-08106-2
*「星までの距離を測る」について解説。
・『リーヴィット』ジョージ・ジョンソン/著 WAVE出版 2007.11 ISBN978-4-87290-321-8
*「宇宙を測る方法 」について解説。
・『ぜんぶわかる宇宙図鑑』 渡部潤一/著 成美堂出版 2017.8 ISBN978-4-415-32379-4
*p136 コラム「恒星の距離と明るさ」星の距離の測り方図と解説あり。
・『活きている銀河たち』 富田晃彦/著 恒星社厚生か閣 2010.7 ISBN978-4-7699-1227-9
*p95 5.1銀河までの距離の測定(恒星の明るさと距離について)
・『天文学への招待』岡村定矩/著 朝倉書店 2001.11 ISBN4-254-1506-4
*p45「4.1.2恒星の明るさと距離」。
・『宇宙のしくみがわかる本』 小尾信彌/著 大和書房 1996.5 ISBN4-479-39048-0
*p48「22セファイド」、p110「15宇宙の大きさ」。
〇インターネット情報
・「自然科学研究機構 国立天文台」< https://www.nao.ac.jp/faq/a0601.html>
*天文学や天文関連の分野を調査・研究する専門研究機関。トップページ→「天文情報」→「よくある質問」では、国立天文台に寄せられた天文・宇宙・暦に関する質問の回答が掲載されています。こちらの「6.恒星や銀河・宇宙についての質問」に「(質問6-1)星までの距離はどうやって測定するの?」の質問とともに、国立天文台の回答が掲載されている。
・「国立科学博物館 宇宙の質問箱 銀河編」
https://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/resource/tenmon/space/galaxy/galaxy05.html#:~:text=%E9%8A%80%E6%B2%B3%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B,%E6%B8%AC%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%
・「理科年表オフィシャルサイト 自然科学研究機構 国立天文台編」 <https://www.rikanenpyo.jp/kaisetsu/tenmon/tenmon_018.html>
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『測り方の科学史』 1 西條敏美/著 恒星社厚生閣 2011.11 402 , ISBN 978-4-7699-1263-7
- 『観察でわかる地学』 福地孝宏/著 誠文堂新光社 2007.3 450 , ISBN 978-4-416-20707-9
- 『宇宙ものしり百科』 国際文化交友会 2006 440
- 『最新天文百科』 Michael A.Seeds/著 丸善 2010.10 440 , ISBN 978-4-621-08278-2
- 『数学でわかる宇宙』 祖父江義明/執筆 ニュートンプレス 2019.8 441 , ISBN 978-4-315-52174-0
- 『天文の事典』 磯部琇三/編集 朝倉書店 2003.7 440.36 , ISBN 4-254-15015-6
- 『天体観測の教科書』 変光星観測編 日本変光星研究会/編 誠文堂新光社 2009.5 442 , ISBN 978-4-416-20917-2
- 『宇宙用語図鑑』 二間瀬敏史/著 マガジンハウス 2017.11 440 , ISBN 978-4-8387-2973-9
- 『オックスフォード天文学辞典』 Ian Ridpath/編 朝倉書店 2003.11 440.33 , ISBN 4-254-15017-2
- 『新しい宇宙のひみつQ&A』 的川泰宣/著 朝日新聞出版 2014.7 440 , ISBN 978-4-02-331311-8
- 『天文年鑑』 2019年版 天文年鑑編集委員会/編 誠文堂新光社 2018.11 440.59 , ISBN 978-4-416-71802-5
- 『宇宙の地図』 観山正見/著 朝日新聞出版 2011.12 440.87 , ISBN 978-4-02-330993-7
- 『星空の見方がわかる本』 縣秀彦/著 学研プラス 2017.7 443.8 , ISBN 978-4-05-406574-1
- 『ものの大きさ』 須藤靖/著 東京大学出版会 2006.10 440.12 , ISBN 4-13-064100-X
- 『ハッブル』 家正則/著 岩波書店 2016.8 289.3 , ISBN 978-4-00-500838-4
- 『大宇宙MAP』 沼澤茂美/共著 誠文堂新光社 2014.5 440 , ISBN 978-4-416-11447-6
- 『ビッグバン&ブラックホール』 沼澤茂美/著 誠文堂新光社 2009.3 443.9 , ISBN 978-4-416-20906-6
- 『玉川百科こども博物誌』 [9] 小原芳明/監修 玉川大学出版部 2019.1 031 , ISBN 978-4-472-05981-0
- 『理科年表』 第93冊(令和2年) 国立天文台/編 丸善出版 2019.11 403.6 , ISBN 978-4-621-30426-6
- 『銀河』 S.フィリップス/著 日本評論社 2013.12 443.6 , ISBN 978-4-535-78624-0
- 『ダークマターとは何か』 郷田直輝/著 PHP研究所 2012.8 443.9 , ISBN 978-4-569-80546-7
- 『天の川銀河の地図をえがく』 郷田直輝/著 旬報社 2009.4 443.6 , ISBN 978-4-8451-1106-0
- 『よくわかる宇宙のしくみ』 吉川真/監修 ナツメ社 2006.8 440 , ISBN 4-8163-4176-5
- 『宇宙のしくみ』 新星出版社編集部/編 新星出版社 2005.12 440 , ISBN 4-405-10651-7
- 『物理のドレミファ』 6 黎明書房 1988.1 420.4 , ISBN 4-654-08106-2
- 『リーヴィット』 ジョージ・ジョンソン/著 WAVE出版 2007.11 289.3 , ISBN 978-4-87290-321-8
- 『ぜんぶわかる宇宙図鑑』 渡部潤一/監修 成美堂出版 2017.8 440 , ISBN 978-4-415-32379-4
- 『活きている銀河たち』 富田晃彦/著 恒星社厚生閣 2010.7 443.6 , ISBN 978-4-7699-1227-9
- 『天文学への招待』 岡村定矩/編集 朝倉書店 2001.11 440 , ISBN 4-254-15016-4
- 『宇宙のしくみがわかる本』 小尾信弥/著 大和書房 1996.5 443.9 , ISBN 4-479-39048-0
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- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000282320