レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20200819
- 登録日時
- 2021/03/06 00:30
- 更新日時
- 2021/03/09 09:44
- 管理番号
- 中央-2020-26
- 質問
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解決
林芙美子と友谷静栄が大正13年に出した同人詩誌『二人』の所蔵機関が知りたい。
<事前調査事項>
資料1のp.131-143に「二人」について記載がある。
資料2のp.28に「二人」創刊号の1枚目の画像が掲載されている。「二人(ふたり)」の創刊号は全4ページ。全3号出版されたと記載がある。
東京都立図書館統合検索、NDL ONLINE、CiniiBooks、Webcatplusを資料名<二人>、著者名<林芙美子><友谷静栄>、キーワード<友谷静栄>等を組み合わせて検索したが見出せない。
新宿歴史博物館(林芙美子記念館)に問い合わせたところ、創刊号の1枚目のみ、写真データで所蔵があるとのこと。
- 回答
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日本近代文学館(https://www.bungakukan.or.jp/lib_catalog/)、神奈川近代文学館(https://www.kanabun.or.jp/guide-opac/)、明治新聞雑誌文庫(東京大学)(http://www.meitan.j.u-tokyo.ac.jp/)などの機関の所蔵を調査したが、『二人』の所蔵機関は見いだせなかった。(いずれも最終検索日:2021年1月28日)
参考までに、『二人』について記載のある以下の資料を紹介した。
資料3のp.231-411に「林 芙美子」の章があり、p.236-237に大正13年7月に『二人』を創刊したことや、3号まで出たが、「女性詩人」に発展的解消の形で終刊となったことが書かれている。
p.248-297に「二 著作年表」があり、p.248に「オシヤカ様」と「スリッパ」という著作が『二人』の大正13年7月25日号に掲載されたことが記載されている。
資料4の「年譜」(p.283-310)の「大正十三年(一九二四)二十一歳」に、詩誌『二人』を創刊したことについて記述がある。
資料5のp.353に『二人』の項があり、概要の記述がある。
資料6のp.204-205に『二人』についての発行のエピソードに関する記述がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 【資料1】林芙美子実父への手紙 / 佐藤 公平/著 / KTC中央出版 / 2001.10<910.26/5419/2001>
- 【資料2】林芙美子 / 新潮社 / 1986.8<J028/ハ35/5>
- 【資料3】近代文学研究叢書 69 / 昭和女子大学近代文学研究室/著 / 昭和女子大学近代文化研究所 / 1995.3<J080/K596/K1-69>
- 【資料4】林芙美子全集 第16巻 / 林芙美子/著 / 文泉堂出版 / 1977.4<J860/ハ35/1-16>
- 【資料5】日本近代文学大事典 第5巻 / 日本近代文学館/編 / 講談社 / 1977.11<R/J033/7/5C>
- 【資料6】南天堂 松岡虎王麿の大正・昭和 / 寺島珠雄/著 / 皓星社 / 1999.9<024.1/5001/1999>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵機関調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000294754