レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年03月08日
- 登録日時
- 2021/04/04 14:34
- 更新日時
- 2021/04/04 14:34
- 管理番号
- R1004384-48
- 質問
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解決
ネクタイの種類で『レジメンタルタイ』というものはどのような柄か。また、『レジメンタル』とはどういう意味か知りたい。
- 回答
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〇レジメンタルタイについて記載がある資料
・『ファッション/アパレル辞典』小川龍夫/著 繊研新聞社 2013.5 ISBN:978-4-88124-280-3
*p1227 レジメンタルタイ regimental tie。「レジメンタルストライプの幅タイ(結び下げネクタイ)」または「レジメンタルストライプタイ」という。縞柄は、向って「右上から左下への45度の斜めになっているのが普通」との解説あり(図柄なし)。
・『ファッション大辞典』吉村誠一/著 繊研新聞社 2010.8 ISBN:978-4-88124-231-5
*p535 レジメンタルタイ[regimental tie]。「レジメンタルストライプ(連隊旗縞)を特徴としたネクタイの総称」との解説あり(図柄なし)。
・『図解服飾用語事典』杉野芳子/編著 杉野学園ドレスメーカー学院出版局 2003.5 ISBN:4-8347-5414-6
*p186 レジメンタル・タイ[regimental tie]。「英国軍隊の連隊の記章の縞を斜めに扱ったネクタイ」、「アイビー・ルックのスーツやブレザー・スーツスタイルに好んで結ばれる」との解説あり(図柄なし)。
・『THE SHIRT&TIE』中村達也/監修 学研パブリッシング 2014.4 ISBN:978-4-05-800242-1
*p126 レジメンタル・タイ。「レジメンタル・ストライプ柄のネクタイの総称。」との解説あり(図柄あり)。
・『図説軍服の歴史5000年』辻元よしふみ/著 彩流社 2012.2 ISBN:978-4-7791-1644-5
*p142 レジメンタル・タイの意味合い。「英国ではあまり締めない方がよい」という。レジメンタル・タイは、「特定のクラブやパブリックスクール、大学の学寮、そして軍の連隊などの出身者であることを示す意味合いが今でも存続しており、めったなものを締めていると、誤解されてしまう」という解説あり(図柄あり)。
・『スーツ=軍服!?』辻元よしふみ/著 彩流社 2008.3 ISBN:978-4-7791-1305-5
*p150 ③レジメンタル・タイと「大佐」の権威 レジメンタル・タイの特別な意味合い。「1880年代のオックスフォード大学マートン校の学生が、学校のカラーを使った鉢巻リボンを帽子から外して、フォー・イン・ハンドで結ぶようになったのが始まり」また「英国の軍隊が、自分らの部隊の紋章や旗に使っている色を使ったネクタイを採用し始めた。これをレジメンタル・タイと呼ぶ。」と解説あり(図柄なし)。
・『男の服装術』落合正勝/著 PHP研究所 2004.2 ISBN:4-569-62675-0
*p199 フォーマルな席で避けたいレジメンタルストライプ。「レジメンタルの歴史は、英国では確かにオーソライズ(権威づけ)されてはいるが、それはグループを象徴し、特定するといった意味合いだけであり、一般的にはモダンクラシックの範疇には入らない。」「レジメンタルストライプは、フォーマルな席では避けなければならない。」と解説あり(図柄なし)。
・『「成功している男」の服飾戦略(プレゼンス・マネジメント)』しぎはらひろ子/著 三笠書房 2016.12 ISBN:978-4-8379-2658-0
*p139 ・レジメンタル……〈爽やか、勤勉〉。「もとは「軍隊の流れ」をくむ柄なので、海外では特定のグループ(大学など)に所属しているという意味を持つ。海外の方とのビジネスの場では、着用を避けること。」と解説あり(図柄なし)。
〇メンズファッション全般について記載がある資料
・『メンズファッション大全』吉村誠一/著 繊研新聞社 2007.6 ISBN:978-4-88124-190-5
*網羅的にメンズファッションの基礎知識について掲載あり。p418~420「ネクタイの柄」の「ストライプ(縞柄)」について解説あり。
○レジメンタルストライプの記載がある資料
・『ファッション/アパレル辞典』小川龍夫/著 繊研新聞社 2013.5 ISBN:978-4-88124-280-3
*p1227 レジメンタルストライプ regimental stripe。「英国の連隊(レジメント)の旗(連隊旗・レジメンタルカラーズ)の色柄を取り入れた縞柄をいう」と解説あり(図柄なし)。
・『ファッション辞典』大沼淳/監修 文化学園文化出版局 2010.2 ISBN:978-4-579-5015-8
*p372 レジメンタル・ストライプ [regimental stripe]。「レジメンタルは〈連隊の〉の意で、英国の連隊旗から生まれた縞柄」「色糸が表面にあらわれる比較的太めのストライプで、ネクタイの柄によく用いられる」と解説あり(図柄なし)。
・『田中千代服飾事典』田中千代/著 同文書院 1981.4
*p915 レジメンタル・ストライプ [Regimental stripe] 「連隊旗の色を抜き出してしま柄としたもの」と解説あり(図柄なし)。
・『メンズファッション大全』吉村誠一/著 繊研新聞社 2007.6 ISBN:978-4-88124-190-5
*p420 ネクタイの柄 レジメンタルストライプ 。「英国の連隊(レジメント)の軍旗から生まれた縞柄」「日本では「連隊旗縞」とか、略して「レジメン」などと呼ばれる」と解説あり(図柄あり)。
・『THE SHIRT&TIE』中村達也/監修 学研パブリッシング 2014.4 ISBN:978-4-05-800242-1
*p126 レジメンタル・ストライプ。「レジメンタルは「連隊」の意で、イギリスの連隊のレジメンタル・カラーを配した、比較的太めのストライプ柄。配色で、どの連隊に属するか区別されていた」そして、「16世紀に登場し、ネクタイの柄に採用されたのは19世紀後半。1920年代に一般的になった」と解説あり(図柄あり)。
○レジメンタル・タイの写真がある資料
練馬区立図書館の資料検索で「レジメンタルタイ」と入力・検索すると、以下の雑誌のみ2冊ヒットする。雑誌には、レジメンタルタイのカラー写真の掲載あるが解説はなし。
・『MEN'S EX(休刊)』 2019/10 世界文化社 2019.09.06
*p112~114
・『MEN'S CLUB』 2018/11 ハースト婦人画報社 2018.09.22
*p135
○レジメント(連隊)について記載がある資料
・『世界大百科事典 30』平凡社 2007.9
*p218 れんたい 連隊 regiment
○アメリカのリバースタイ(アメリカンウエイ)の記載がある資料
・『図説軍服の歴史5000年』辻元よしふみ/著 彩流社 2012.2 ISBN:978-4-7791-1644-5
*p142~143 レジメンタル・タイの意味合い。「格式ある英国のレジメンタル・タイと重なるのを恐れてか、米国のストライプタイはリヴァースと称して縞の下がり方が英国と反対になる。」と解説あり(図柄あり)。
・『スーツ=軍服!?』辻元よしふみ/著 彩流社 2008.3 ISBN:978-4-7791-1305-5
*p166 ③レジメンタル・タイと「大佐」の権威 ストライプはなぜ英国と米国は逆なのか。「アメリカのストライプはリヴァース(逆さま)と称して右上がり、つまり右肩から左脇腹に向った斜線で構成されている。」と解説。なぜ逆なのかという説についての明確で決定的な説明はない。「一部で、アメリカ人が英国仕立てのネクタイを持ち帰り、「これと同じようなものを作ってくれ」と仕立て屋に指示したときに、鏡に映した姿をスケッチさせたから」という話もあると解説(図柄あり)。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- ファッション/アパレル辞典 小川龍夫/著 繊研新聞社 2013.5 589.2 , ISBN 978-4-88124-280-3
- ファッション大辞典 吉村誠一/著 繊研新聞社 2010.8 589.2 , ISBN 978-4-88124-231-5
- 図解服飾用語事典 杉野芳子/編著 杉野学園ドレスメーカー学院出版局 2003.5 593.033 , ISBN 4-8347-5414-6
- ファッション辞典 大沼淳/監修 文化学園文化出版局 2010.2 589.2 , ISBN 978-4-579-50158-8
- 田中千代服飾事典 田中千代/著 同文書院 1981.4 593.033
- 世界大百科事典 30 平凡社 2007.9 031
- 図説軍服の歴史5000年 辻元よしふみ/著 彩流社 2012.2 383.14 , ISBN 978-4-7791-1644-5
- スーツ=軍服!? 辻元よしふみ/著 彩流社 2008.3 383.14 , ISBN 978-4-7791-1305-5
- 男の服装術 落合正勝/著 PHP研究所 2004.2 589.214 , ISBN 4-569-62675-0
- メンズファッション大全 吉村誠一/著 繊研新聞社 2007.6 589.214 , ISBN 978-4-88124-190-5
- THE SHIRT&TIE 中村達也/監修 学研パブリッシング 2014.4 589.22 , ISBN 978-4-05-800242-1
- 「成功している男」の服飾戦略(プレゼンス・マネジメント) しぎはらひろ子/著 三笠書房 2016.12 589.214 , ISBN 978-4-8379-2658-0
- MEN'S EX 2019/10 世界文化社 2019.09.06 589.2
- MEN'S CLUB 2018/11 ハースト婦人画報社 2018.09.22 589.2
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000296639