レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年10月15日
- 登録日時
- 2015/11/13 00:30
- 更新日時
- 2015/11/13 18:49
- 管理番号
- いわき総合-地域373
- 質問
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解決
いわきの僧、袋中上人(たいちゅうしょうにん)が沖縄に渡って仏教を広めたとあるが、もともと沖縄に仏教が伝わったのはいつ頃なのか?袋中上人が初めて伝えたのか?
- 回答
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袋中上人が沖縄(琉球)に渡ったのは慶長8(1603)年。
『琉球と袋中上人展』(九州国立博物館 2011)のP5に、「琉球に仏教が伝わったのは、英祖王(在位1260~99)の時代、補陀落僧と称する僧侶による。(中略)この僧の名を禅鑑という史料もある。」とあり、「第二尚氏三代尚真王(在位1477~1526)は円覚寺を創建し、鎮護国家のための仏教は最盛期を迎えた。」
袋中上人は浄土宗の僧だが、袋中上人来琉以前の琉球仏教では、禅宗、真言宗が盛んであったそう。
また、「国会図書館デジタル化資料送信サービス」で検索すると、『浄土』(1953.9月)の「沖縄の宗教と袋中上人 内山憲尚」が確認でき、やはり「英祖王時代の文永年間(1924-1934)僧禅鑑が那覇に漂着し、(後略)」とあった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 各宗 (188 9版)
- 参考資料
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- 【資料①】『琉球と袋中上人展』[K/188/リ・1114539552]
- 【資料②】『浄土(1953.9月)』[所蔵なし] (国立国会図書館デジタル化資料送信サービスで確認)
- キーワード
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- 袋中上人 たいちゅうしょうにん
- 仏教
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000183702