レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/03/06
- 登録日時
- 2023/04/21 00:30
- 更新日時
- 2023/04/21 00:30
- 管理番号
- 牛久-1837
- 質問
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解決
瓦当文が沢山載っている資料を見たい。
※最終的には、お手持ちの資料にある瓦当文の「天地黒」という単語の意味を知りたいが、ひとまずは瓦当文が掲載されている資料があれば良い。
- 回答
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瓦当文の「天地黒」の単語の意味は判明せず。
「瓦当文」の資料下記4冊を提供。
(7)『瓦当文で書く吉祥語』(二瀬西恵/木耳社/2006.6)
(8)『書跡名品叢刊 50 漢・瓦当文集』(神田喜一郎監修/二玄社/1984)
(9)『書道全集 第3巻 漢晋代木簡・真蹟 瓦当・塼・印璽・封泥』(平凡社/1931)
(10)『中国古代瓦の美』(伊藤滋編/郵研社/2013.11)
- 回答プロセス
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1.「瓦当」について確認するため、以下の資料にあたる。
(1)『国史大辞典 3』(吉川弘文館/1983.2)
p.414(瓦当)・・・「中国古代屋根瓦の軒先部に配置する円筒半截瓦(男瓦)の端をふさぎ、これに文様をつけたもので、我が国の鎧瓦(軒丸瓦)に相当する」との説明あり。
(2)『中国文化史大事典』(尾崎雄二郎編集代表/大修館書店/2013.5)
p.149(瓦当)・・・「軒丸瓦の先端を塞ぐ陶板」との説明あり。
p.150(瓦当文)・・・「内容は、宮殿類・官署類・祠墓類・吉語類などに分類される」との説明あり。
2.フリーワード「瓦当」「瓦当文」で自館資料検索。
→どちらもヒットなし。
3.件名「瓦」で自館資料検索。
→タイトルから歴史に関する記載のありそうな以下の資料にあたるが、瓦当文の記載なし。
(3)『考古調査ハンドブック 18 古瓦の考古学』(有吉重蔵編集/ニューサイエンス社/2018.3)
(4)『瓦が語る日本史』(山崎信二/吉川弘文館/2012.7)
(5)『瓦 歴史とデザイン』(小林章男/淡交社/2001.1)
(6)『瓦 ものと人間の文化史 100』(森郁夫/法政大学出版局/2001.6)
4.茨城県図書館情報ネットワーク・横断検索(https://mets.elib.gprime.jp/search_pref_ibaraki/basic_table.php)で項目「全て」に「瓦当」「瓦当文」で検索(※最終アクセス日は2022年3月8日
)。
→一覧の書名や内容から、複数の瓦当文が掲載されていそうな以下の資料を相互貸借する。
(7)『瓦当文で書く吉祥語』(二瀬西恵/木耳社/2006.6)
(8)『書跡名品叢刊 50 漢・瓦当文集』(神田喜一郎監修/二玄社/1984)
(9)『書道全集 第3巻 漢晋代木簡・真蹟 瓦当・塼・印璽・封泥』(平凡社/1931)
(10)『中国古代瓦の美』(伊藤滋編著/郵研社/2013.11)
→利用者へ貸出。
※念のため「天地黒」の調査も以下の手順で行った。
5.上記の調査で中国の言葉である可能性が高いため、中国語辞典や漢和辞典にあたるが、記載なし。
(11)『大漢和辞典 巻3 修訂版 上製本』(諸橋轍次/大修館書店/1984.8)
(12)『中国故事成語大辞典』(和泉新編/東京堂出版/1992.9)
(13)『例解中国語熟語辞典』(王永全編著/東方書店/1992.8)
6.書道関係の資料に中国語を扱ったものがないかブラウジングし、以下の資料を確認するが、記載なし。
(14)『名蹟名言書道大字典』(高畑常信編/柏美術出版/1994.8)
(15)『書道全集 中国』(1~8、10、15~17、21,24,26)(平凡社/1954~1961)
→「天地黒」の単語の意味は判明せず。
- 事前調査事項
- NDC
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- 書.書道 (728 10版)
- 参考資料
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- B10960944 瓦当文で書く吉祥語 二瀬西恵/著 木耳社 2006.6 728.4 4-8393-2896-X
- B10960954 書跡名品叢刊 [50] 神田喜一郎/監修 二玄社 1984 728.8
- B10960952 書道全集 第3巻 平凡社 1931 728.08
- B10960945 中国古代瓦の美 伊藤滋/編著 郵研社 2013.11 728.22 978-4-946429-25-5
- 茨城県図書館情報ネットワーク・横断検索 https://mets.elib.gprime.jp/search_pref_ibaraki/basic_table.php 2022.3.8
- キーワード
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- 瓦当
- 瓦当文
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000332308