レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年09月27日
- 登録日時
- 2022/09/27 16:33
- 更新日時
- 2022/10/23 09:52
- 管理番号
- 北九2022中央054
- 質問
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「塩焼きレンガ」について調べたい
- 回答
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「日本煉瓦史の研究」:石黒煉瓦の項に「特筆すべきことは、これらの煉瓦が施釉または塩焼きの処理を施した煉瓦である点である。」とある。
冬の寒さの厳しい地方で、煉瓦の吸水率を小さく抑える必要に迫られての手法とのこと。
「この世界が消えたあとの化学文明のつくりかた」によれば、「窯のなかにいくらかの塩を入れる」方法は、大昔から素焼きの水道管を防水加工する手軽な方法、として紹介されている(ただし有毒な塩素ガスが発生)。
株式会社LIXILウェブサイトを参考に提示
「https://www.lixil.co.jp/lineup/tile/designers_tile_lab/monozukuri/20220318_01/」(2022.9.27サイト確認)
- 回答プロセス
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インターネットで「塩焼きレンガ」についてご覧になり、興味を持たれたとのこと。
その他「塩焼瓦」についても参考にお示しした。
- 事前調査事項
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塩焼き煉瓦(レンガ)は、加熱の際に、塩をまくことで、塩がSiO2(珪酸)に変化し、表面がガラス化する。丈夫で黒く、黒煉瓦とも呼ばれる。「塩」を使った釉薬技術。塩釉煉瓦とも
- NDC
- 参考資料
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彰国社. 建築大辞典. 彰国社, 1974.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001142000-00 -
水野信太郎著 , 水野, 信太郎. 日本煉瓦史の研究. 法政大学出版局, 1999.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I005471284-00 , ISBN 4588328050 (P137) -
田中稔 著 , 田中, 稔, 1923-. 粘土瓦ハンドブック. 技報堂出版, 1980.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001484197-00 (塩焼瓦P375) -
ルイス・ダートネル 著 , 東郷えりか 訳 , Dartnell, Lewis , 東郷, えりか. この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた. 河出書房新社, 2015.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I026422846-00 , ISBN 9784309253251 (P
P138)
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彰国社. 建築大辞典. 彰国社, 1974.
- キーワード
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- 塩焼き煉瓦 レンガ
- 黒煉瓦
- 塩釉煉瓦
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000321778