レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/07/16
- 登録日時
- 2015/08/01 00:30
- 更新日時
- 2015/08/18 14:07
- 管理番号
- 6000023182
- 質問
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解決
ドングリをコマにして遊んだのはいつの時代からか知りたい。
- 回答
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『日本こどものあそび大図鑑』 (遊子館)p160には「団栗独楽(どんぐりごま)」は「「木の実独楽」という、独楽のもっとも古い形態である。」と記載あり。
『江戸時代子ども遊び大事典』 (東京堂出版)p91には「こま遊びは木の実などを回す自然遊びから始まり/世界各地で古くから男の遊びとしておこなわれ」た、と記載あり。
『日本大百科全書 9』(小学館) によると、日本には奈良時代初期に伝えられ、朝廷行事の余興として用いられ、広く庶民に用いられたのは江戸時代。
- 回答プロセス
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『日本大百科全書 第九巻』(小学館)p515には次のように書かれている。
「その発生は、どんぐりの実などを回して遊んだ自然玩具から、さらにくふうを加えて発達したものと思われる。」
現在残っている最古のこまは「紀元前2000~前1400年ごろの古代エジプトで用いられた手回しのもので、木、石などでできている。」
日本には奈良時代初期に伝えられ朝廷行事の余興として用いられた。文献に現れた最初は『日本書紀』。平安時代に貴族の遊戯として行われ、しだいに民間の子どもの遊び道具に移行し、江戸時代には広く庶民に用いられた。
『日本国語大辞典 第五巻』第二版(小学館)p1035には「高麗経由で日本に渡来した」「奈良時代、宮廷儀式に際して用いられていた」と記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『日本こどものあそび大図鑑』 笹間 良彦/著画 遊子館 (p160)
- 『江戸時代子ども遊び大事典』 中城 正堯/編著 東京堂出版 (p91)
- 『日本大百科全書 9』 小学館 (p515)
- キーワード
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- どんぐり(ドングリ)
- こま(コマ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 庁内
- 登録番号
- 1000177928