レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/1/6
- 登録日時
- 2016/03/28 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:37
- 管理番号
- M16011510377375
- 質問
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「ぬか喜び」の語源が知りたい。なぜ「ぬか喜び」と言うのか。
- 回答
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『日本国語大辞典』の「ぬか喜び」の項をみると「あてがはずれ、あとでがっかりするような時の、一時的な喜び」とあり、『狂歌・後撰夷曲集』(1972)の用例が引用され、近世には使用されていたことが解る。
語源は資料により見識が異なっており、複数の説がある。複数の資料を確認したところ、おおむね3つの説がみられた。
(1)ぬかの形状から「こまかい、ちっぽけな」といった意味で用いられ、さらに「頼りない、はかない様子」といった意味も加わり、「ヌカヨロコビ」の語が生じた。
(2)ことわざの「糠に釘」からきている。
『大言海』には「糠ニ釘、利目ナキ意カ」とあり、また『慣用句・故事ことわざ・四字熟語使いさばき辞典』によると「糠に釘を打ち込んだと喜んだら、すぐ抜けて、がっかりした」ことから生まれたとしている。
(3)「喜びが抜けがら」の意。
『日本語源広辞典』によると語源は、「糠+喜び」とし、「喜びが抜けがら」の意として紹介している。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 語源.意味[語義] (812 9版)
- 参考資料
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小松寿雄, 鈴木英夫『新明解語源辞典』 三省堂,2011,1014p. 参照はp.710.
山口佳紀『暮らしのことば新語源辞典』 講談社,2008,957p. 参照はp.670.草川昇『語源辞典 名詞編』 東京堂出版,2003,294p. 参照はp.209.
大槻文彦『大言海』 富山房,1956,2213,25p. 参照はp.1510.
東京書籍編集部『慣用句・故事ことわざ・四字熟語使いさばき辞典』 東京書籍,2014,638p. 参照はp.28.
増井金典『日本語源広辞典』 ミネルヴァ書房,2012,1163,34p. 参照はp.827.
日本国語大辞典第二版編集委員会, 小学館国語辞典編集部『日本国語大辞典 第10巻』 小学館,2001,1469p. 参照はp.586.
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小松寿雄, 鈴木英夫『新明解語源辞典』 三省堂,2011,1014p. 参照はp.710.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2016011510320377375
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000189919