レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/10/01
- 登録日時
- 2012/08/24 02:11
- 更新日時
- 2024/03/30 00:35
- 管理番号
- M11122715311805
- 質問
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人間の耳のうち、どの機能が劣化して、高音域が聞こえなくなるのか知りたい。
- 回答
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資料①には、「内有毛細胞:約3,500個あり、音のエネルギーを電気信号に変えて頭(中枢)へと伝える役目を持っています。外有毛細胞とともに高い音の領域(高周波)のある蝸牛の太い部分(基底回転)から細胞が減って行きます。そのために、加齢による難聴は高い周波数から次第に起こることも特徴です。」とある。
資料②には、「耳の老化は四十歳頃から始まります。特に老人性難聴は、内耳の機能の衰え、蝸牛の有毛細胞などの衰えを原因とする感音系の難聴です。その特徴は、八000ヘルツくらいの周波数の高い音ほど聴こえが悪くなることです(高音性難聴)。(中略)耳の老化の最も大きな原因は、日常生活における高音への暴露です。騒音にさらされると、内耳にある有毛細胞が破壊されてしまいます。この有毛細胞は細かい繊毛があり、空気の振動を脳に伝える役目があります。これらの有毛細胞は、一度壊れると二度と再生しません。」とある。
資料③には、「老人性難聴には、次のような特徴があります。①高音域からきこえが悪くなってくる(中略)このうち、①②③はおもに蝸牛の障害によるもので、④⑤は脳の機能の悪化によるものです。」とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 基礎医学 (491 9版)
- 参考資料
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資料① 齋藤春雄著『難聴・耳鳴り・めまい』最新医学社,2006,149p.参照はp.26.
資料② 米井嘉一著『老化と寿命のしくみ』日本実業出版社,2003,175,5p.参照はp.96.
資料③ 神崎仁著・佐賀歌子著『50歳からのみるきく歩く』真興交易(株)医書出版部,2008,373p.参照はp.84-85.
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資料① 齋藤春雄著『難聴・耳鳴り・めまい』最新医学社,2006,149p.参照はp.26.
- キーワード
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- 難聴
- 老化
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2011122715364611805
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000110483