レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/10/21
- 登録日時
- 2014/12/17 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:36
- 管理番号
- M14100310269213
- 質問
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奈良時代や平安時代、貴族の収入は何であったか。どうやって収入を得ていたのか。現代の価値ではいくら位になるのか知りたい。
- 回答
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貴族の収入は、(1)与えられた土地から収穫されるものすべて、(2)農民からの税、(3)絹・綿・布・鍬など、(4)自由に使える使用人、などがある。それぞれについて、位や官職に応じて国から与えられた。平安時代になると、それらに加え、私有地である荘園からの収入もあった。現在の金額に換算すると、最も位の低い貴族で1500万円程度、最も位の高い貴族で4億円程度であった。
①『絵と写真で学ぶ日本の歴史』2巻には、位と官職による収入の一覧がある。また、奈良時代の貴族である長屋王の収入が具体的に記されている。それを現代の金額にすると1億2500万円ほどになるとしている。
②『図解楽しく調べる日本の歴史』2巻には、奈良時代の貴族と役人の収入が書かれている。1文で市場で米が約2kg買えたとして、最上級貴族は52000文、下級役人は300文であったと書かれている。
③『調べ学習日本の歴史』12巻には役人の1年の収入と現在の金額との比較表が載っている。
④『人物なぞとき日本の歴史』2巻では、平安時代の貴族藤原道長の年収について記述がある。国からの収入がおよそ4~5億円、それに加え荘園からの収入も莫大であったとしている。
⑤『藤原道長』には、平安貴族の収入が書かれており、一番高い位の収入は約4~5億円としている。道長の収入についても記述されている。
⑥『教科書に出てくる歴史人物・文化遺産』3巻では、藤原道長の年齢ごとの年収が、現在の金額に換算して記述されている。15歳の時は2801万円、52歳の時は3億7455万円としている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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①古川 清行・木宮 知信『絵と写真で学ぶ日本の歴史』2 東洋館出版社,1999,156p.参照はp.48-49,116-117
②桐谷 正信監修『図解楽しく調べる日本の歴史』2 日本標準,2010,47p.参照はp.25
③滝浪 貞子監修『調べ学習日本の歴史』12 ポプラ社,2001,47p.参照はp.15
④高野 尚好監修『人物なぞとき日本の歴史』2 小峰書店,2008,55p.参照はp.21
⑤青木 滋一『藤原道長』ポプラ社,2003,79p,参照はp.14-15,50-51
⑥鎌田 和宏監修『教科書に出てくる歴史人物・文化遺産』3 学研教育出版,2012,47p.参照はp.23
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①古川 清行・木宮 知信『絵と写真で学ぶ日本の歴史』2 東洋館出版社,1999,156p.参照はp.48-49,116-117
- キーワード
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- 奈良時代
- 平安時代
- 貴族
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2014100310230369213
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 中学生, 小学生(高学年)
- 登録番号
- 1000164705