レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/04/06
- 登録日時
- 2016/05/08 00:30
- 更新日時
- 2016/06/17 11:42
- 管理番号
- 6000027061
- 質問
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解決
近所の方から大学の入学祝いをいただいたがお礼はどうすればよいのか知りたい。
- 回答
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『日本人礼儀作法のしきたり』(青春出版社)では、小・中・高校への進学祝いだが、「入学祝いのお返しは、身内でのお祝いですから、お祝いをいただいてもお返しは必要ないとされていますが、お礼の言葉を、親からはもちろん、子どもからも直接述べさせるようにしたい」「現金やギフト券をいただいた場合は、お礼と同時に、何を買ったかなどは、折を見て伝えたい」と書かれている。就職祝いについても、身内の祝いなので特にお返しの必要はないこと、本人からお礼の気持ちを伝えることが礼儀であることに加えて、新しい生活の近況などを添えたお礼の手紙を必ず出すようにすることが書かれている。
『すてきな奥さんのもうおつきあいで悩まないっ!』(主婦と生活社)では、Q&A形式で、「入園・入学祝いにお返しは不要と聞きましたがなにか落ち着かないのですが・・・」という問いに対して、「お返しはいらなくてもお礼は必ずしてください 親だけ出なく、本人にお礼を言わせるのがポイント!」と答えている。内輪で私的なお祝い事なので、お祝いも身内やごく親しい人からに限られ、そのため昔からお返しはいらないということになっている、「だからこそお礼を忘れないようにしたい」と書かれている。大切なのはお祝いをいただいた本人がすぐに電話か手紙でお礼を言うこと、さらに、「入学式の当日の晴れ姿とともにその方のプレゼントを使っている当人のスナップ写真を同封すれば、より心のこもったお礼になるのではないでしょうか。近所の方からいただいたときも、式の当日に親子でお礼のあいさつにうかがうといいと思います。」と書かれている。
『おつきあいのマナー 服装、お金の本』(成美堂出版)では、入学や就職祝いに対してお返しは不要だが、「感謝の気持ちを込めて、お礼状ぐらいはきちんと出すのが礼儀」「お礼状を出すときには、入学式の写真や、ランドセルなど、いただいた品物を見につけている写真などを添えると、相手も「喜んでもらえてよかった」という気持ちになります。」と書かれている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 通過儀礼.冠婚葬祭 (385)
- 参考資料
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- 『日本人礼儀作法のしきたり』飯倉 晴武/監修(青春出版社) (p.74)
- 『すてきな奥さんのもうおつきあいで悩まないっ!』萩原 京子/監修(主婦と生活社) (p.100)
- 『おつきあいのマナー、服装、お金の本』岩下 宣子/監修(成美堂出版) (p.133)
- キーワード
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- 入学祝い(ニュウガクイワイ)
- お礼(オレイ)
- 礼儀(レイギ)
- おつきあい(オツキアイ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000191979