レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年05月18日
- 登録日時
- 2010/05/18 16:15
- 更新日時
- 2015/04/11 16:36
- 管理番号
- 牛久-309
- 質問
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解決
なぜ「13」という数字が不吉な数として扱われているのか知りたい。
- 回答
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①未知数説
原初人間が身体で計算できた数は手指の10と両足の2、計12であり、
それを上回る13は「不可能(未知)の数」であるから本能的に恐れたとする説。
②非調和な数説
12は60の約数の一つである。古代においては暦の必要性から時間や方位に六十進法が用いられたため、
12か月や12方位、12時間などのように時間や方位にも12がしばしば用いられてきた。 12に対し、12の隣の
素数である13は、その調和を乱すものとして不吉な数と考えられた。
③宗教的要因説
北欧神話では、12人の神が祝宴を催していた時に、招かれざる13人目の客としてロキが乱入した。
このロキがヘズをたぶらかしてバルドルを殺害させており、後に起こるラグナロク勃発の起因となった。
キリスト教神話においては、サタンを13番目の天使であるとする設定は、土着神話のキリスト教化の中で、
この話を元にしているとされる。
13という数字は聖書でも特別な意味を持っている。イエスを裏切った弟子であるユダは、最後の晩餐で
13番目の席についていたとされる。また、キリスト教圏の俗信において、処刑されたのが金曜日であるとか、
13日の金曜日を題材にした映画が大ヒットをしたなどの影響から不吉の象徴とされてきたこともあり、
現代では忌み数のひとつとなっている。
という3つの説がある。
- 回答プロセス
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自館OPACで「迷信」を件名検索。
→「13~誰でも知っている「不吉な13」の誰も知らない本当の話」がヒット。
内容が利用者の求めるものに一致したので、こちらを提示してレファレンス終了。
- 事前調査事項
- NDC
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- 民間信仰.迷信[俗信] (387 8版)
- 参考資料
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- 「13~誰でも知っている「不吉な13」の誰も知らない本当の話」(ナサニエル ラッケンマイヤー/ダイヤモンド社/2005)
- キーワード
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- 13
- 迷信
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 風俗
- 質問者区分
- 一般男性
- 登録番号
- 1000066770