レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/11/09
- 登録日時
- 2006/05/12 02:10
- 更新日時
- 2008/03/14 17:41
- 管理番号
- 埼熊-2005-089
- 質問
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解決
ジョン・フォン・ノイマンの影響を受けた人物を知りたい。
- 回答
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参考資料にあげたフォン・ノイマンについての資料を提供し、影響の有無については質問者自身に判断してもらう。
- 回答プロセス
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フォン・ノイマンについての図書や雑誌にあたり、記述内容を確認する。
伝記資料等に交友関係や同時代の研究者については記述があるものの、
彼が影響を与えた人物というのは特に明示されていない。
直接面識がなくても影響を与える可能性はあるため探索は困難。
『世界科学者事典 4・5・6』の索引を引くと、フォン・ノイマンは自身の項目以外に、
①~⑤の人物の項目にも名前が見られる。また、自身の項目の記述中に⑥~⑧の
人物の名前があがっている。ただし、記述内容を見ると必ずしも影響を与えたという
ことではないようである。
① バーコフ(エルゴード理論の共同研究者)
② フレンケル(集合論の第8番目の公理を置いた人。フォン・ノイマンが9番目の公理を置いた。)
③ ベルナイス(フォン・ノイマン、ヒルベルト、フレンケルらの業績に並ぶ大きな貢献を現代論理学の発展にもたらした。)
④ ボレル(一般にはフォン・ノイマンがゲーム理論の創始者とされるが、ボレルの論文の方が8年も早い。)
⑤ モークリー(フォン・ノイマンに記憶機構の設計に関して援助を受け、記憶容量が改善された。)
⑥ チャンドラセカール(重力場に関する論文の共著者)
⑦ マレー(非可換代数の共同研究者)
⑧ モルゲンシュテルン(『ゲームの理論と経済活動』の共著者)
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 数学 (410 9版)
- 科学史.事情 (402 9版)
- 参考資料
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- 『ノイマンとコンピュータの起源』(ウィリアム・アスプレイ 産業図書 1995)
- 『フォン・ノイマンの生涯』(ノーマン・マクレイ 朝日新聞社 1998)
- 「囚人のジレンマ フォン・ノイマンとゲームの理論」(ウィリアム・パウンドストーン 青土社 1995) (県内公共図から取り寄せ)
- 『フォン・ノイマンとウィーナー 2人の天才の生涯』(スティーブ・J.ハイムズ 工学社 1985)
- 『科学の世紀を開いた人々 上』(竹内均 ニュートンプレス 1999)
- 『神になる科学者たち』(上岡義雄 日本経済新聞社 1999)
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『亡命の現代史 3 知識人の大移動 1 自然科学者』(みすず書房 1973)
- 『世界の名著 66 現代の科学2』
- 『現代の思想 22 機械と人間の共生』
- 『ゲーム理論を読みとく 戦略的理性の批判』(竹田茂夫 筑摩書房 2004)
- 『ゲーム論の基礎』(R.J.オーマン 勁草書房 1991)
- 『エルゴード理論とフォン・ノイマン環』(伊藤雄二 1992)
- 『経済学の歴史 1630-1980』(ハンス・ブレムス 多賀出版 1996)
- 『経済学はいかにして作られたか?』(矢沢サイエンスオフィス経済班 学習研究社 2001)
- 『コンピュータ社会が崩壊する日』(逢沢明 光文社 1990)
- 『世界科学者事典 4・5・6』
- 『増刊中央公論 S・Fオデッセイ』
- 『数学セミナー 1990.2、2003.12』
- キーワード
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- von Neumann John(フォン ノイマン ジョン)
- 科学者
- 伝記
- 数学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000028623