レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/05/14
- 登録日時
- 2016/06/18 00:30
- 更新日時
- 2016/06/18 00:30
- 管理番号
- R1000141
- 質問
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解決
大垣の郷土玩具に「鯰押え」というものがあるが、その成り立ちについて知りたい。
- 回答
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美濃民俗の会編『美濃民俗』No.418によると、「鯰押え」(なまずおさえ)は大垣市魚屋町の軕である「鯰軕」のからくりを、江戸末期の大垣藩士・長谷川佐賀吉が内職として玩具化したものである。台箱についたひもをひっぱると翁と鯰の人形が回転する玩具で、翁が瓢箪で鯰をとり押さえようとする場面を表している。倉橋良一著『大垣まつり 城下町各軕之由来』や斎藤良輔編『郷土玩具辞典』には、玩具は明治初年に考案されたもので、はじめ長谷川は藩士であったため販売は商人に委託しており、大正期に2代長谷川が亡くなるまでよく売れていたということが記されている。戦後廃れたが昭和26年(1951)頃から藤田正子氏や倉橋良一氏の手で一時復興した。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- B11431402 月刊西美濃わが街 366 07-11 366 月刊西美濃わが街社
- B11202829 大垣まつり 倉橋 良一/著 倉橋 善市 1977.5 386.153
- B10987380 美濃民俗 第401号-450号 美濃民俗文化の会/編 美濃民俗文化の会 2008 382.153 (No.418、No.420 堤正樹著の記事)
- B10255422 郷土玩具辞典 斎藤良輔/編 東京堂出版 1997.9 759.9 4-490-10478-2
- B11431426 月刊西美濃わが街 1 77-06 001 月刊西美濃わが街社
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 事項調査
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000193548