レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年02月02日
- 登録日時
- 2020/03/02 00:30
- 更新日時
- 2020/03/14 09:52
- 管理番号
- 秋田-2439
- 質問
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解決
「カラマーゾフの兄弟」のモデルとなったドミトリーという人物について知りたい。また、カラマーゾフの兄弟の原話について知りたい。
- 回答
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次の資料を案内。
①『ドストエフスキー全集 16 決定版 カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー/著、新潮社、1978、98-ササキ/5941/)資料番号:128276003
⇒p487にドミートリイ・イリインスキーという人物についての記載あり。
p488に『カラマーゾフの兄弟』の基本的なストーリーになった構想が記載されている。
②『死の家の記録』(ドストエフスキー/著、光文社、2013、983/ドシ/)資料番号:123236374
⇒『ドストエフスキー全集 16 決定版 カラマーゾフの兄弟』のp487-488に「ドストエフスキーは『死の家の記録』の第一章、第二部七章でインスリンキーについて書かれている」との記載あり。
- 回答プロセス
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所蔵資料検索にて「カラマーゾフの兄弟」をキーワードに検索。
下記資料が該当する。
『ドストエフスキー全集 16 決定版 カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー/著、新潮社、1978、98-ササキ/5941/)資料番号:128276003
p487に下記のとおり記載がある。
「ドストエフスキーは「イリインスキー事件」のような主題の作品を書くプランをメモに記した。
ドミートリイ・イリインスキーとは、ドストエフスキーがオムスク流刑中に監獄で知り合った、貴族出身の退役陸軍少尉で、父親殺しの罪によって懲役二十年の刑に処されていた。十年間も刑に服したあと、裁判が誤審であり、彼はまったく無実だったことが明らかになったのだった。」
また、p487-488にドストエフスキーは『死の家の記録』の第一章、第二部七章でインスリンキーについて書かれているとの記載がある。
p488にイリインスキー事件に類する『カラマーゾフの兄弟』の基本的なストーリーになった構想が記載されている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 文学 (9)
- 参考資料
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- ドストエフスキー全集16ドストエフスキー/〔著〕新潮社
- 死の家の記録ドストエフスキー/著光文社
- キーワード
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- ドストエフスキー(ドストエフスキー)
- カラマーゾフの兄弟(カラマーゾフノキョウダイ)
- 死の家の記録(シノイエノキロク)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000274846