レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/08/30
- 登録日時
- 2023/11/22 00:30
- 更新日時
- 2023/11/22 00:30
- 管理番号
- 6001061974
- 質問
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解決
韓国にある徳寿宮石造殿を設計した人と竣工年を知りたい。
- 回答
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徳寿宮石造殿は徳寿宮内に建てられた朝鮮最初の西洋式石造建造物で、英国人建築技師G.R.ハーディングの設計のもとに着工し、1910年に竣工しました。次の資料に記述があります。
・『韓国の古宮 4 徳寿宮』(悦話堂 1986)
「石造殿と別館」の項(p.44)に「1900年に着工して1910年に竣工した石造殿は、(中略)ハーディングの設計と大韓帝国内部(内務省)所属の技師・沈宜錫が監督を引き受けた。」と記載があります。
また、「石造殿の前庭」の項(p.44-45)には、「石造殿は1900年、英国人ブラウンの提案を入れて、英国人建築技師G.R.ハーディングの設計のもとに着工し、1910年に竣工した。」(p.44)
・『全調査東アジア近代の都市と建築』(筑摩書房 1996.9)
「韓国」に「ソウル3 徳寿宮石造殿」が掲載されています。(p.506)
「設計者:G.ハーディング(G.R.Harding)」「竣工年:1910年6月」
・『韓国の美しい建築物をめぐる旅』(韓国観光公社 [2020])
「近代の建築物」に「徳寿宮石造殿 韓国近代史のシンボル」が掲載されています。(p.124-125)
「高宗は(中略)徳寿宮内に洋風建築物を作る計画を立て、イギリスの建築家ジョン・R・ハーディングに設計を依頼しました。そして10年間の工事期間を経て、1910年に『石で建てた宮殿』という意味を持つ石造殿が完成しました。」(p.124)
・『朝鮮韓国近現代史事典:1860▷2014』(韓国史事典編纂会/編著 金容権/編著 日本評論社 2015.2)
「第1章6. 開化期の文化」に「徳寿宮石造殿」の項があります。(p.59)
「徳寿宮内に建てられた朝鮮最初の西洋式石造建造物。1900年に着工され、10年後の1910年に完成。」
[事例作成日:2023年8月30日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 西洋の建築.その他の様式の建築 (523 10版)
- 参考資料
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- 韓国の古宮 4 悦話堂 1986 (44)
- 全調査東アジア近代の都市と建築 筑摩書房 1996.9 (506)
- 韓国の美しい建築物をめぐる旅 韓国観光公社 [2020] (124)
- 朝鮮韓国近現代史事典 第4版 韓国史事典編纂会‖編著 日本評論社 2015.2 (59)
- キーワード
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- 建築(ケンチク)
- 朝鮮(チョウセン)
- 韓国(カンコク)
- 徳寿宮(トクスグン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000341335