レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/11/21
- 登録日時
- 2020/01/24 00:30
- 更新日時
- 2020/01/24 00:30
- 管理番号
- 6001041499
- 質問
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解決
パンセクシュアルのパンとは何語でどういう意味か。またパンセクシュアルとバイセクシュアルとの使い分けについても知りたい。
- 回答
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・『セクシュアリティ基本用語事典』(ジョー・イーディー/編著 金城克哉/訳 明石書店 2006.12)
p.212 「pan-とはギリシャ語で「すべての」「それぞれの」という意味を表す接頭辞」であるという説明があります。またパンセクシュアルとバイセクシュアルの違いについては、「男女双方だけではなくトランスジェンダーの人びとに対しても性的に惹かれたり恋愛感情を持ち、セクシュアリティの表現形態として自由にモノや形、状況を利用するが、この点が両性愛とは異なる」と説明されています。
・『LGBTってなんだろう?(改訂新版)』(藥師実芳,笹原千奈未,古道達也,小川奈津己/著 合同出版 2019.5)
p.10 パンとは「ギリシャ語で、「すべてにわたる」という意味」だと書かれています。
「〈自認する性〉と〈好きになる性〉の関係を指す言葉」としてパンセクシュアルが紹介されています。
またバイセクシュアルについては、「〈好きになる性〉が異性のばあいも、同性のばあいもある人」と説明されています。
・『13歳から知っておきたいLGBT+』(アシュリー・マーデル/著 須川綾子/訳 ダイヤモンド社 2017.11)
p.153-156 パンセクシュアルとバイセクシュアルの使い分けについて最終的には個人の好みであるとし、それぞれの言葉を使う理由例が紹介されています。またアレイナ・フェンダーという人物の「バイを名乗り、パンに正しさを感じ、心のなかではクィアと思う」という考え方が紹介されています。
・『LGBTの子どもに寄り添うための本(カミングアウトから始まる日常に向き合うQ&A)』(ダニエル・オウェンズ=リード,クリスティン・ルッソ/著 金成希/訳 白桃書房 2016.2)
p.197にパンセクシュアルとバイセクシュアルの使い分けについて「パンセクシュアルの人は自分のことを、ジェンダーは2種類ではないと示すことでバイセクシュアルと区別しています。つまり、アイデンティティが男性か女性かに厳密に決められない人に対しても魅力を感じている」と説明があります。
[事例作成日:2019年11月21日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 家族問題.男性.女性問題.老人問題 (367 10版)
- 参考資料
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- セクシュアリティ基本用語事典 ジョー・イーディー∥編著 明石書店 2006.12 (212)
- LGBTってなんだろう? 改訂新版 藥師/実芳‖著 合同出版 2019.5 (10)
- 13歳から知っておきたいLGBT+ アシュリー・マーデル‖著 ダイヤモンド社 2017.11 (153-156)
- LGBTの子どもに寄り添うための本 ダニエル・オウェンズ=リード‖著 白桃書房 2016.2 (197)
- キーワード
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- パンセクシュアル(パンセクシュアル)
- LGBT(エルジービーティー)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000272898