レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/01/25
- 登録日時
- 2017/04/12 00:30
- 更新日時
- 2017/04/12 00:30
- 管理番号
- 6001021957
- 質問
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解決
中華レストランで「菊黄蟹肥」という言葉を見たことがある。この言葉の意味について知りたい。
- 回答
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次の資料に「菊黄蟹肥」の意味が記載されていました。
【図書】
『中国語大辞典 上 A-LUO』(大東文化大学中国語大辞典編纂室/編 角川書店 東京 1994.3)p.1652
「キクの花も色濃く、カニも肥えてくる:秋になって上海では目抜き通りにも横町の辻角にも鉄のかごに入れたカニが売り出される」とあります。
※この他に「菊黄蟹肥」がとりあげられている資料をご紹介します。
『蟹の脚が痒くなる季節 : 中国グルメ紀行』(西園寺公一/著 講談社 1981.7)p.89
「中国では昔から『菊黄蟹肥』-菊の花が咲いて、蟹が肥るという言葉がある。旧暦の八月には北京の菊が花ざかりになる。そして、雌蟹の腹は蟹黄(シエホアン)でいっぱいだ。食道楽にはこたえられない蟹の卵である」とあります。
『洋食セーヌ軒』(神吉拓郎/著 新潮社 1987.5)の中に「菊黄蟹肥」という短編小説があります。
p.88に「今頃、北京あたりでは、菊の花ざかりでしょう。北の方の蟹は、もう卵をいっぱい腹に抱いています」とあります。
【新聞記事】
読売新聞2009.10.08 東京夕刊 夕二面「[明日へ]味な国産(4)水清き山里の上海ガニ 」
「中国では「菊黄蟹肥」(菊の花が咲くころ、カニが肥えて食べごろになる)という。」と書かれていました。
朝日新聞1994年10月18日朝刊 大阪
「中国では「菊黄蟹肥」という表現で秋をなぞえられる。菊の花が色づき、カニが肥える季節という意味だ」とありました。
「事例作成日:2017年1月25日」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 中国語 (820 8版)
- 参考資料
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- 中国語大辞典 上 大東文化大学中国語大辞典編纂室∥編 角川書店 1994.3 (1652)
- 蟹の脚が痒くなる季節 西園寺/公一∥著 講談社 1981.7 (89)
- 洋食セーヌ軒 神吉/拓郎∥著 新潮社 1987.5 (83)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000214708