レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年9月12日
- 登録日時
- 2014/11/19 14:37
- 更新日時
- 2014/12/02 15:17
- 管理番号
- 岩手-205
- 質問
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解決
「教頭」という呼称は、昭和16年国民学校令以前は「首席訓導」という呼び方をしていたか。
- 回答
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首席訓導について下記資料には、次のような記述がある。
『道 過去に学び未来を拓く』
⇒p33「第2部あゆみ 1 わが国教頭の歴史的経緯」
明治40年に至り、小学校制となり教員数も増加して、校長一人では校務をまとめることが困難になってきたので、その補佐役が必要になり、明治43年文部省通牒により首席訓導が置かれた。
⇒p49「5 教育の流れ130年」
1910(明治43)首席訓導 文部省普通学務局長通牒に、はじめて首席訓導の呼称がでる。義務教育6ヵ年制との関連による学校教育の充実を意味する。
『岩手学事彙報 第954号』
⇒p6~9 菊池文月∥著「首席訓導論」
「本論の一」(略)首席訓導は学校の女房役を勤める人(略)
「本論の二」古くても新しくても首席訓導は校長に次ぐ席次である(略)
- 回答プロセス
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・教育史資料、教頭職関係資料をブラウジング。
- 事前調査事項
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『学校の歴史1~5』第一法規 『日本の教師22,23』ぎょうせい 『近代子ども史年表 昭和・平成編』河出書房新社 『学制百年史 記述編』帝国地方行政学会 『岩手近代教育史1~3』岩手県教育委員会 『日本国語大辞典4(縮刷版)』小学館
- NDC
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- 教育史.事情 (372 9版)
- 参考資料
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- 『道 過去に学び未来を拓く』〔岩手県教頭会〕∥岩手県教頭会∥出版 2006年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036138755-00)
- 『岩手学事彙報 第954号』岩手県教育会∥出版 1913年
- キーワード
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- 首席訓導
- 教頭
- 文部省通牒
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000163048