レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/10/25
- 登録日時
- 2014/11/06 00:30
- 更新日時
- 2014/12/11 17:04
- 管理番号
- 6000018981
- 質問
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解決
日本語を教えるボランティアをしているのだが、文法、特に動詞の五段活用についてわかりやすく非日本語話者に説明するための本はあるか。
- 回答
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『独りで学べる日本語文法』などをご紹介した。
- 回答プロセス
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日本語(810)の書架を探す。
『日本語を教えよう!2012』(イカロス出版)p64-65「養成講座で学ぶ日本語文法」に、すでに日本語が使えるネイティブを対象とした「国語教育」と、まだ日本語を知らない非日本語話者を対象とした「日本語教育」との違いの例として、五段活用の示し方の違い(かなで未然形・連用形などを説明する国語教育に対し、日本語教育ではローマ字表記で語幹などを示している)があり。p50-53には日本語教師のための参考図書等と、大阪府内の専門書店として、日本語の教え方セミナー企画等も行っている「凡人社」http://www.bonjinsha.com/の紹介があり。
上記参考図書紹介を参照しつつ、当館所蔵資料を「日本語+教師+文法」でキーワード検索。
『独りで学べる日本語文法』(インターンシップ・プログラムス)p62-64「五段活用動詞」に、日本語教育の側面からのやや専門的な解説があり。
『はじめての人のための 日本語の教え方ハンドブック』(国際語学社)には、活用についてまとめた記載はないが、p126-180「動詞の活用と後続句」などに、動詞の変化についての詳しい記載があり。これらを取り寄せ、ごらんいただいた。
さらに業界団体等を探すため『業種別審査事典 第12次』(金融財政事情研究会)を確認。第7巻p912-917「日本語学校」に、一般財団法人日本語教育振興協会http://www.nisshinkyo.org/index.php と公益社団法人日本語教育学会http://www.nkg.or.jp/index.html が紹介されている。サイトを確認したところ、研究発表等は会員でなくても聴講が可能なものがあり。こちらも合わせてお伝えした。
なお、『外国人が日本語教師によくする100の質問』(バベルプレス)『みんなの日本語事典』(明治書院)には、五段活用についての記載はなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本語 (810 9版)
- 参考資料
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- 『日本語を教えよう!2012』(イカロス出版)
- 『独りで学べる日本語文法』東中川 かほる/著(インターンシップ・プログラムス)
- 『はじめての人のための-日本語の教え方ハンドブック』田中 寛/著(国際語学社)
- キーワード
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- 日本語教育(ニホンゴキョウイク)
- 文法(ブンポウ)
- 言語(ゲンゴ)
- 動詞(ドウシ)
- 活用(カツヨウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- とよなか国際交流協会http://www.a-atoms.info/ では、日本語ボランティア養成講座を行っているが、2014年10月現在、14年度の募集は終了。同協会のサイトの「ボランティア(スタッフ)募集」のページによると、次回は2015年秋ごろの予定とのこと。大阪市立総合生涯学習センターでも識字・日本語ボランティア向けの入門講座・スキルアップ講座を行っているが、ご質問を受けた段階で直近の講座の申込受付は終了していたため、ご案内はせず。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000161812