レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年06月28日
- 登録日時
- 2021/02/15 18:23
- 更新日時
- 2021/03/02 09:20
- 管理番号
- 関大ミューズ 19B-3J
- 質問
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広域にわたる災害と小規模の災害(複数の都道府県にまたがらない)の違いについて調べたい。
災害は「地震」を想定している。
- 回答
-
地震規模による分類の目安になりそうなサイト、資料の例を紹介します。
1)気象庁HP「顕著な災害を起こした自然現象の名称について」
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/meishou/meishou.html【最終アクセス2021/02/15】
(3)地震
ア 名称を定める基準
(ア)地震の規模が大きい場合
陸域: M7.0以上(深さ100 km以浅)かつ最大震度5強以上
海域: M7.5以上(深さ100 km以浅)であり、かつ最大震度5強以上または津波の高さ2 m以上
(イ)顕著な被害が発生した場合(全壊家屋100棟程度以上の家屋被害、相当の人的被害など)
(ウ)群発地震で被害が大きかった場合等
イ 名称の付け方
原則として、「元号年+地震情報に用いる地域名+地震」とします。
なお、定めた名称は、一連の地震活動全体を指します。また、アの基準を満たす地震が複数発生した場合には、原則として一連の地震活動が始まった時点の元号年を用います。
2)気象庁HP「地震情報について」
https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/joho/seisinfo.html【最終アクセス2021/02/15】
・地震速報での発表は震度3以上、
・推計震度分布図での発表は震度5以上 ※震度5弱以上を観測した地震について、推計震度4以上の範囲を示した図を掲載
3)マグニチュードによる分類
『図解地震のことがわかる本 : 大地震は突然やってくるのか? 』
極微小地震 M1未満
微小地震 M1以上、M3未満 小地震 M3以上、M5未満
中地震 M5以上、M7未満 大地震 M7以上
※M8以上の大地震は巨大地震ともいう。
また災害規模による対応の違いについては、
以下の図書が参考になります。
『災害対応ハンドブック / 野呂雅之, 津久井進, 山崎栄一編』*教員推薦図書
24ページの「災害発生時における国の役割」に記載があります。
- 回答プロセス
-
①まずは申込者本人にも資料を確認するよう、
今回の質問に関連する分類として、以下を案内。
該当の請求記号の書架を参照するように伝えた。
369.3 災害・災害救助
369.31 震災
453 地震学
453.2 地震誌
②それ以外の資料として、こちらで調査したものを回答とした。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 社会福祉 (369)
- 地震学 (453)
- 参考資料
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- 饒村曜著. 図解地震のことがわかる本 : 大地震は突然やってくるのか?. 新星出版社, 2000. , ISBN 4405081549 (当館請求記号 A*453*ニ, 当館資料番号 240066375)
- 野呂雅之, 津久井進, 山崎栄一編. 災害対応ハンドブック. 法律文化社, 2016. , ISBN 9784589037312 (当館請求記号 A*369.3*ノ, 当館資料番号 103598499)
- キーワード
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- 地震観測
- 震災
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 学部生
- 登録番号
- 1000293848