レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/09/04
- 登録日時
- 2023/03/18 00:30
- 更新日時
- 2023/03/18 00:30
- 管理番号
- 台東区-10575
- 質問
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解決
①「刀豆(なたまめ)」の薬効を知りたい。
②福神漬けに入っているが、なぜ入ったか(明治初期)。
- 回答
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①『薬用植物学』改訂第7版 (南江堂)「ナタマメ」の項に「種子は刀豆(トウズ)と呼び、腰痛やリウマチの治療に使用」とある。『薬草カラー大事典』(主婦の友社)「ナタマメ」の項に「薬効と用い方」として「せき、病後の栄養料に」とある。 ほか『原色牧野和漢薬草大圖鑑』(北隆館)及び『世界有用植物事典』(平凡社)の 同項には詳細な記載あり。
②『食べ物語源辞典』(東京堂出版)「ふくじんづけ」の項に創成者の作成過程エピソード、命名由来等も記述されてはいるが「なぜ入ったか」の明記はない。創成者である「酒悦」のHPでも同様の記述にとどまる。
『江戸時代生活文化事典 重宝記が伝える江戸の知恵(下)』(勉誠出版)には「鉈豆」が江戸時代から薬効を認められていた事がわかる複数の「調法記」「重宝記」の記載がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- B11295357 薬用植物学 水野瑞夫/監修 南江堂 2013.9 499.87 978-4-524-40307-3 (p165 ナタマメ)
- B12184511 原色牧野和漢薬草大図鑑 岡田稔/[ほか]編集 北隆館 1988.10 499.87 4-8326-0004-4 (p201 381.ナタマメ)
- B12194554 世界有用植物事典 堀田満/[ほか]編 平凡社 1989.8 471.9 4-582-11505-5 (p209 ナタマメ)
- B12084743 たべもの語源辞典 清水桂一/編 東京堂出版 1980.7 383.81 4-490-10128-7 (P231 ふくじんづけ p178 ナタマメ)
- B11734056 江戸時代生活文化事典 下 長友千代治/編著 勉誠出版 2018.2 382.1 978-4-585-20062-8 (p1107 鉈豆)
- 創業1675年(延宝3年)上野池之端 福神漬 https://shuetsu.co.jp/ 20220904
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000330600