レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年10月28日
- 登録日時
- 2018/12/26 17:52
- 更新日時
- 2019/10/28 16:09
- 管理番号
- 台東区-10179
- 質問
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解決
「六陳八新(りくちんはっしん)」について、言葉の由来といつから使われるようになったかを知りたい。
- 回答
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「六陳八新」についての由来はわからず。
『図説東洋医学 用語編』(P.791)の用語解説によると、「漢方後世方派(ごせいほうは)」の説とある。
後世方派に関しては、『図説東洋医学 [基礎編]』(P.14 2列目)では江戸中期、『伝統医薬学・生薬学』(P.41)では江戸時代との記載があるため、「六陳八新」は江戸時代以降に使われているものだと思われる。
六陳:狼毒(ろうどく)、呉茱萸(ごしゅゆ)、半夏(はんげ)、橘皮(きっぴ)、枳実(きこく)、麻黄(まおう)
八新:蘇葉(そよう)、薄荷(はっか)、菊花(きくか)、桃花(とうか)、赤小豆(せきしょうず)、塊花(かいか)、沢蘭(たくらん)、款冬花(かんとうか)
≪参考機関≫
・富山大学和漢医学総合研究所
・北里大学東洋医学総合研究所東洋医学資料展示室
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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・『漢方医語辞典』P.336:由来はなし
・『図説東洋医学』P.791:漢方後世方派の説あり
- NDC
- 参考資料
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図説東洋医学 用語編. 学習研究社, 1988.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002187865-00 , ISBN 4050042754 (台東区121884753) -
山田 光胤/著 , 代田 文彦/著 , 山田‖光胤 , 代田‖文彦. 図説東洋医学 [基礎編]. 学研, 1979.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005722014-00 , ISBN 4051048721 (台東区121890693) -
御影雅幸, 木村正幸 編 , 御影, 雅幸, 1948- , 木村, 正幸. 伝統医薬学・生薬学. 南江堂, 2009.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010117796-00 , ISBN 9784524402427 (台東区122186117)
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図説東洋医学 用語編. 学習研究社, 1988.
- キーワード
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- 六陳
- 八新
- 漢方後世方派
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000249370