レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/09/15
- 登録日時
- 2023/11/22 00:30
- 更新日時
- 2024/03/07 00:30
- 管理番号
- 6001063072
- 質問
-
解決
架空循環取引について書かれた書籍があればみたい。特に事例が詳細に説明されている書籍、また取引についてキャッシュフロー計算書を示して解説している書籍があれば紹介して欲しい。
- 回答
-
以下の資料を紹介した。
<図書>
・『黒字倒産と循環取引 および粉飾企業の追跡調査 』(井端/和男∥著 税務経理協会 2009.1)
内容:急増する黒字のまま突然倒産する「黒字倒産」と巧妙な操作により発見が困難になっている「循環取引」による「粉飾」の実態を実例紹介している。
第2部 循環取引による粉飾 p71-124
第1章 循環取引とはp71-76
2. 循環取引のしくみについて p72-76
第2章 メディアリンクスのケース p88-104
第4章 株式会社プロデュースのケース p105-108
それぞれ、(架空)循環取引の事例として、紹介されている。
・『粉飾の論理』 (高橋/篤史∥著 東洋経済新報社 2006.10)
内容:カネボウ、メディア・リンクス、ライブドアなどを事例にそれそれ会社や取引先等の当事者・関係者、監査法人担当者等の証言も踏まえ、「架空循環取引」による粉飾について詳細に記されている。
・『循環取引の実務対応』 (遠藤/元一∥著 民事法研究会 2012.10)
内容:循環取引にかかわる裁判例や、いわゆる「不適切な会計処理」として公表された第三者委員会報告書の実例等を題材として、循環取引にかかわるさまざまなテーマを分析し、防止策や初期対応が解説されている。
・『架空循環取引 法務・会計・税務の実務対応 新版』 (霞/晴久‖著 清文社 2019.2)
内容:架空循環取引のメカニズム、発覚後の対応、防止・発見手法などを詳細かつ具体的に解説している。
第3編 循環取引の会計と税務
第1章 会計上の過年度損益修正
第2節 循環取引の訂正方法 p289-301
循環取引を修正するための、会計処理について解説しています。
※『架空循環取引 法務・会計・税務の実務対応 新版』目次 (清文社 WEBサイト)
https://store.skattsei.co.jp/book/products/view/190
・『危ない会社は一発でわかる キャッシュ・フロー計算書読解法』 (前川/修満∥著 講談社 2012.5)
内容:企業の利益操作を見抜くために重要なキャッシュフロー計算書の読みかたを、実例に基づき解説していまる。様々な粉飾決済事例について、「キャッシュフロー計算書」を示して解説している。
第2章 赤字の会社を粉飾してみる p31-61
架空取引で売上高を水増し p47-48
・『会計不正のリスク管理実務マニュアル (リスク管理実務マニュアルシリーズ)』 (樋口/達‖著 民事法研究会 2021.4)
内容:会計不正の予防と早期発見、その対策を64のQ&A方式で詳しく解説している。
第1部 基礎知識編 第3章 会計不正の見抜き方 いかに発見するか
Q27 循環取引 p87-91
1 循環取引とは p87-88
2 循環取引の特徴 p88-89 【図表28】として「循環取引図」を掲載。
3 循環取引の具体的事例 p89-90
具体的な事例として、「ネットワンシステムズ株式会社」を中心とした循環取引についてを解説している。
4 循環取引の発覚経緯 p91
5 循環取引を発見するためには何に気を付けるべきか。 p91
第2部 事例編 事例Ⅰ 架空循環取引の事案 p193-214
「架空循環取引」について、事例を踏まえ、事案の概要・発生原因・再発防止策まで詳細に説明しており、最後に「本事案のポイント」がまとめられている。
・『実践不正リスク対応ハンドブック 内部統制の強化、不正会計の予防・発見・事後対応』
(EY新日本有限責任監査法人‖編 中央経済社 2022.8)
内容:不正会計リスクへの実務対応をまとめた本で、代表的な手口とそれを予防・発見する方法、内部統制強化策、海外子会社管理の留意点、発覚後の対応などを、事例とともに解説している。不正会計の1つとして「(架空)循環取引」も解説している。
第3章 代表的な不正会計の手口 p71-127
1 循環取引 p72-77
想定事例では図を示して、発生から手口の特徴までを解説している。
・『実務事例会計不正と粉飾決算の発見と調査』
(松澤綜合会計事務所‖編著 日本加除出版 東京 2017.7)
内容:事例を示し具体的な財務報告等に基づき、会計不正の特性や会計不正の調査と対応、不正発見のヒント、再発防止策の実践などについて解説しており、会計不正の1つとして「(架空)循環取引」も解説している。
第2章 フォレンジック会計士が遭遇した会計不正の事例考察
第1 水産ビジネスに潜む罠 p125-138
P126 Column10 循環取引が実行される業種
p136-137 循環取引を利用した会計不正例として(ケ―ス1)から(ケース4)までの事例が紹介されている。
[事例作成日: 2023年9月15日]
(上記URLはすべて2023年11月8日現在)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 経営管理 (336 10版)
- 参考資料
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- B12411808 黒字倒産と循環取引 井端/和男∥著 税務経理協会 2009.1 井端/和男∥著 税務経理協会 2009.1 336.8/1049N/ 978-4-419-05234-8
- B12161501 粉飾の論理 高橋/篤史∥著 東洋経済新報社 2006.10 高橋/篤史∥著 東洋経済新報社 2006.10 325.2/903N/ 4-492-39468-0
- B12817429 循環取引の実務対応 遠藤/元一∥著 民事法研究会 2012.10 遠藤/元一∥著 民事法研究会 2012.10 336.9/3020N/ 978-4-89628-812-4
- B13653348 架空循環取引 新版 霞/晴久‖著 清文社 2019.2 霞/晴久‖著 清文社 2019.2 336.9/8NX/ 978-4-433-64548-9
- B12777570 危ない会社は一発でわかる 前川/修満∥著 講談社 2012.5 前川/修満∥著 講談社 2012.5 336.8/1334N/ 978-4-06-217716-0
- B13925255 会計不正のリスク管理実務マニュアル 樋口/達‖著 民事法研究会 2021.4 樋口/達‖著 民事法研究会 2021.4 336.9/103NX/ 978-4-86556-434-1
- B14118910 実践不正リスク対応ハンドブック EY新日本有限責任監査法人‖編 中央経済社 2022.8 EY新日本有限責任監査法人‖編 中央経済社 2022.8 336.9/140NX/ 978-4-502-43801-1
- B13463148 実務事例会計不正と粉飾決算の発見と調査 松澤綜合会計事務所‖編著 日本加除出版 2017.7 松澤綜合会計事務所‖編著 日本加除出版 2017.7 336.9/3609N/ 978-4-8178-4410-1
- 『架空循環取引 法務・会計・税務の実務対応 新版』目次 (清文社 WEBサイト) https://store.skattsei.co.jp/book/products/view/190
- キーワード
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- 架空循環取引
- 循環取引
- キャッシュフロー
- キャッシュフロー計算書
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000341299