レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年6月11日
- 登録日時
- 2019/12/11 13:39
- 更新日時
- 2020/03/04 13:21
- 管理番号
- 大分県立郷土-2018-008
- 質問
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解決
大分市「丹生」の地名の由来を知りたい。
- 回答
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以下の資料より回答。
【1】『訓読豊後国志』 [唐橋 世済/纂輯] 思文閣出版 2018
p260 “丹生(『風土記』に曰わく、「昔時の人、此の山の沙を取りて朱沙に該う。因りて丹生の郷と曰う」と。(略))”
【2】『考古調査ハンドブック 14 朱丹の世界』 ニューサイエンス社 2016
p76-80 「丹生地名・丹生神社の分布と水銀鉱床群」※【1】と同内容の記述あり。
【3】『白水郎 坂ノ市地区郷土史愛好会会報 第32号』 坂ノ市地区郷土史愛好会/〔編〕 坂ノ市地区郷土史愛好会 2015
p24 「4 丹生の地名・史跡・伝説」 “「丹生」という地名については、この地域の特産として朱(赤色硫化水銀、天然に辰砂となって産し今でも貴重な赤色顔料であり、古来より丹と呼ばれた)がよく採れることから丹がとれる(=生まれる)ということで「丹生」となり、その後「丹生」になったと言われている。”
【4】『朱砂と水銀-その光と陰-』 岡部富久市/著 岡部富久市 2002
p9-21 「朱砂と水銀」 “(豊後風土記によると)「赤沙」つまり「丹」を産するから「丹生」という地名がつけられた、と記している。”
- 回答プロセス
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1 自館蔵書検索システムで「丹生」「地名」「由来」等をキーワードに検索し、資料確認。
2 「豊後国志」等を確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 九州地方 (219 10版)
- 参考資料
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[唐橋君山] [纂輯] , [田能村竹田], [伊藤鏡河], [古田寛斎] [校正] , 太田由佳 訳 , 松田清 注 , 竹田市 企画・編集 , 唐橋, 君山, 1736-1800 , 田能村, 竹田, 1777-1835 , 伊藤, 鏡河, 1752-1829 , 古田, 匡方 , 太田, 由佳, 1982- , 松田, 清, 1947- , 竹田市. 訓読豊後国志. 思文閣出版, 2018.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028984707-00 , ISBN 9784784219346 -
市毛, 勲, 1937-. 考古調査ハンドブック 14. ニューサイエンス社, 2016.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027212761-00 , ISBN 9784821605262 -
坂ノ市地区郷土史愛好会 〔編〕 , 坂ノ市地区郷土史愛好会. 白水郎 : 坂ノ市地区郷土史愛好会会報 第32号. 坂ノ市地区郷土史愛好会, 2015.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I087208977-00 -
岡部富久市 著 ; 岡部順子 写真 , 岡部, 富久市 , 岡部, 順子. 朱砂と水銀-その光と陰- : 亀塚古墳と臼杵石仏の謎を解く. 岡部富久市, 2002.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I086552443-00
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[唐橋君山] [纂輯] , [田能村竹田], [伊藤鏡河], [古田寛斎] [校正] , 太田由佳 訳 , 松田清 注 , 竹田市 企画・編集 , 唐橋, 君山, 1736-1800 , 田能村, 竹田, 1777-1835 , 伊藤, 鏡河, 1752-1829 , 古田, 匡方 , 太田, 由佳, 1982- , 松田, 清, 1947- , 竹田市. 訓読豊後国志. 思文閣出版, 2018.
- キーワード
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- 丹生
- 地名
- 由来
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000270129