レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/05/01
- 登録日時
- 2007/02/21 02:10
- 更新日時
- 2024/03/30 00:31
- 管理番号
- M06113016456215
- 質問
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満蒙開拓青少年義勇軍の訓練所の宿舎であった日輪兵舎は、なぜ円形なのか。
- 回答
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円形であった理由を明確に記述したものはみつからなかったが、次の文献に設計意図に関する記述があった。上笙一郎著『満蒙開拓青少年義勇軍』中央公論社,p.51-52,には,「一万人もの少年たちを収容する宿舎を数週間のうちに建てる必要から、いわば急場しのぎとして考案されたものにほかならない。」「建築にまったく無案内な人間が一〇人で四、五日かかれば、直径およそ一一メートル、建坪約三〇坪のものが完成した」とある。また、森本繁著『ああ満蒙開拓青少年義勇軍』家の光協会,p81には「こんな建物なら、どんなところにいても、しろうとの手で手軽に建築することができて、しかも四角な建物と違って、人員の収容力が大きく、さらにこの中に住んでいればどの位置にいても一目で全員の顔が見渡せた。」とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 上笙一郎著『満蒙開拓青少年義勇軍』中央公論社,p.51-52 森本繁著『ああ満蒙開拓青少年義勇軍』家の光協会,p81
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2006113016400556215
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000033448