レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年09月12日
- 登録日時
- 2021/08/27 11:03
- 更新日時
- 2022/01/28 14:59
- 管理番号
- 埼熊-2021-029
- 質問
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解決
関東大震災の時に人命救助で表彰された、当時桶川小学校校長の小林常重について、生没年や経歴について知りたい。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
『岡部町人物誌』(山口律雄著 博字堂 1995)
p256に養子小林常重についての記述あり。
経歴に「桶川小学校長」「岡部村村会議員」「岡部村村長」などあり。「常重は明治三十五年(1902)埼玉師範を卒業後、大里郡大寄小学校教員をふり出しに、累進して桶川小学校長となったが、大正十三年(1924)退職した。その後昭和三年(1928)岡部村村会議員に当選、同七年(1932)岡部村村長に当選した(中略)昭和十一年(1936)一月、村長在職中急逝した。享年五十七歳であった」とあり。
『桶川市史 第1巻 通史編』(桶川市 1990)
p485、p487に小林常重の記述あり。
『埼玉県北足立郡大正震災誌』(埼玉県北足立郡編 大和学芸図書 1981)
p357-358「三三、鮮人保護に努む」に小林常重の名前あり。
『埼玉県市町村合併史 下巻』(埼玉県地方課編著 埼玉県 1962)
p924に岡部「歴代村長」名あり。
小林常重の在職期間「自 昭和7・4・18」「至 昭和11・1・16」とあり。
『埼玉苗字辞典 第2巻(カ-シ)』(茂木和平著 茂木和平 2006)
p3324-3325「コバヤシ」
「三七五 同(榛沢)郡岡村(岡部町) 当村に百戸ほど現存し古代以来の居住者なり。(中略)農業小林源平の子岡部村長・県会議員小林徳次郎・昭和十五年没八十五歳、養子岡部村長小林常重(小学校長)・昭和十一年没五十七歳あり」とあり。
- 回答プロセス
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1 埼玉関係の人物事典を調べる。
2 教育関係資料を調べる。
3 関東大震災に関する資料を調べる。
4 《埼玉新聞記事見出しデータ検索システム》(埼玉県立図書館)を〈全項目:小林常重〉で検索する。
5 《埼玉人物文献索引データベース》(埼玉県立図書館)を〈小林常重〉で検索する。
6 《Google ブックス》(http://books.google.co.jp/ Google)を〈小林常重〉で検索する。
『深谷市史 下巻』(深谷市史編纂会編 国書刊行会 1984)
p1065の深谷市立深谷小学校歴代校長に「小林常重(明治四一年一月)」とあり。
p1091埼玉県立深谷女子高等学校歴代校長に「小林常重(明治四二年四月)」とあり。
7 村長在職期間の開始時・終了時の新聞を確認する。
《聞蔵IIビジュアル》(朝日新聞社)を検索する。
《毎索》(毎日新聞社)を検索する。
《ヨミダス歴史館》(読売新聞社)を検索する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセスは2016年9月12日。
- 事前調査事項
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『かくされていた歴史 関東大震災と埼玉の朝鮮人虐殺事件』(関東大震災六十周年朝鮮人犠牲者調査追悼事業実行委員会 1987)
p63-64「桶川事件」に「当時の桶川小校長小林常重氏(岡部出身)にさとされて、助かり、一年後校長は人命救助で表彰された」とあり。
- NDC
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- 日本 (281 9版)
- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 東北地方 (212 9版)
- 参考資料
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- 『岡部町人物誌』(山口律雄著 博字堂 1995)
- 『桶川市史 第1巻 通史編』(桶川市 1990)
- 『埼玉県北足立郡大正震災誌』(埼玉県北足立郡編 大和学芸図書 1981)
- 『埼玉県市町村合併史 下巻』(埼玉県地方課編著 埼玉県 1962)
- 『埼玉苗字辞典 第2巻』(茂木和平著 茂木和平 2006)
- キーワード
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- 小林 常重(コバヤシ ツネシゲ)
- 埼玉県-歴史
- 関東大震災(1923)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000303758