レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年6月26日
- 登録日時
- 2014/12/18 18:19
- 更新日時
- 2023/08/08 11:31
- 管理番号
- 新県図-01290
- 質問
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解決
現在「長岡雪国植物園」となっている岩野城の城主の名前について
- 回答
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『温古の栞』上(温故談話会/編 歴史図書社 1977)
p450に「宮本の古城跡」として、「三島郡白鳥荘宮本地内岩野入小丘の上に古城跡あり加藤左京太夫居城とす(同家の後裔は村松の城主堀家に仕ふ)次に上杉家の近臣黒川備前守同主水住居せり廃城の後民家の邸地となる二の丸跡に加藤家の勧請ありし天満宮は神威厳粛たり同村布川氏之れを守護す」との記述があります。
また、p609に「岩野原の古城跡」として「三島郡白鳥荘脇野町西裏の丘に広野あり上古は岩野原と唱へ田野の眺望に富し一隅に古城跡ありアラ城と名く本丸出丸馬場的場大手門抔の地名存す当初仙石某此処に築城せしを以って仙石原とも云り松本家同郡小木在城中時々来りて練武場とす城跡の内外に大小の古塚数十ありしも近年三四の大塚を遺す而巳其他は畑に欠壊せり」との記述があります。
『温古の栞』は、明治中期に刊行された新潟県初の郷土雑誌で、大平与文次が中心となっていた温古談話会が発行主体でした。その内容は、歴史・地理だけでなく、伝承、伝説、方言、産業など多岐にわたっています。また新潟県立図書館と新潟県立文書館が所蔵する新潟県関係歴史資料などをデジタル化した「越後佐渡デジタルライブラリー」で原本(1891年刊)の画像を公開しています。「宮本の古城跡」は12篇、「岩野原の古城跡」は16篇に所収されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 北陸地方 (214 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 城
- 長岡市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 越後佐渡デジタルライブラリー検索画面( https://opac.pref-lib.niigata.niigata.jp/darc/opac/search-detail.do?lang=ja )
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000165047