レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年03月11日
- 登録日時
- 2008/04/02 16:08
- 更新日時
- 2008/04/02 16:08
- 管理番号
- 福井県図-20080311
- 質問
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解決
欧米の寄附文化について、書かれている本を紹介して欲しい。昨年寄附の統計データ類は、調査してもらった。今回はデータというよりも、寄付行為の背景となる思想的・文化的な事情について調査したい。
- 回答
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以下の資料をご紹介します。
『金銭教育』榊原節子/著 2001.10 総合法令 ISBN:4-89346-724-7 (379.9/サカキ 1013851355)
p.269~「第10章 寄付とボランティア」の章で、日本と海外を比較して寄付行為について述べられています。
『お金は木にならない:親子で学ぶ、3歳からの金銭教育』ニール・S・ゴドフリー/著 1999.4 東洋経済新報社 ISBN:4-492-22174-3(338.1/コトフ 1018159986)
p.33-「第3章 何歳ごろからおこづかいをあげますか」の中で、寄付することを重視したおこづかいの使い方について述べられています。
『世界を変えるお金の使い方』山本良一/責任編集 2004.12 ダイヤモンド社 ISBN:4-478-87103-5(330.4/セカイ 1014499287)
p.130- 「お財布からの投票」のなかで、格付け会社が用いている、企業を測る7つのモノサシの一つに「寄付行為」が挙げられていることが紹介されています。
- 回答プロセス
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「欧米には宗教に基づく寄付の思想がある。ということの裏付けが取りたい」という調査内容かと思われたので、その方向で調査することとした。
1.たまたま朝聞いたラジオ(NHKラジオ第一放送 中部あさいちばん)で、お金の使い方に3Sという言葉があり、(save share spendの3つのS)shareが、社会のために使うお金。というような話をしていたのを聞いたことを思い出す。
→Google で「3S お小遣い 使い方」を検索
→ブログ My foolish heart http://kpstrge.blog.ocn.ne.jp/giwadan/2006/08/spend_save_shar.htmlに、『世界を変えるお金の使い方』が紹介されていた。
2.1.で見たブログで、アメリカの子供たちが学ぶ「お小遣い」の使い方が、3Sから成り立っている、と表現されていたので、「金銭教育」の本をあたってみることにする。
3.金銭教育をキーワードに、自館所蔵資料を検索→『金銭教育』『お金は木にならない』などがヒット。現物を確認し、紹介した2冊が適していると判断。
- 事前調査事項
- NDC
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- 金融.銀行.信託 (338 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 寄付
- チャリティ
- キリスト教
- 施し
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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関連質問:欧米での寄附文化(チャリティ)について調べている。現状の統計などがあれば紹介してほしい
https://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000035843
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000043293