レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/11/21
- 登録日時
- 2014/03/07 00:30
- 更新日時
- 2014/03/30 16:15
- 管理番号
- 0000000182
- 質問
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解決
1.尾山篤二郎の次の短歌の出典を知りたい。
『富士の影いまは空より掻き消され眼交曇る朴の木若葉』
2.尾山篤二郎の著作権管理者を知りたい。
- 回答
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1.出典は、『歌集 雲を描く』(書物展望社 1939)です。
(当館は所蔵していませんが、『尾山篤二郎全歌集』収録の「歌集 雲を描く」p363に載っていました。)
2.著作権管理者につきましては、1999年10月発行の『著作権台帳 本冊 第25版』p1679に載っています。
- 回答プロセス
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Googleでこの短歌全文を検索したところ、「Web東京荏原都市物語資料館」というHPの「2010年09月28日」の記事に、当該の短歌と出典が載っていた。(http://blog.livedoor.jp/rail777/archives/51697321.html 最終アクセス2013/11/21)
尾山篤二郎「歌集 雲を描く」(書物展望社 昭和十四年刊)には「昭和十二年作」として「朴」とあり、「四月下旬朴の芽開く」と詞書きがあり、二十首の連作を載せている。その最後の三首がつぎである。
冨士の影いまは空より掻き消され眼交曇る朴の木若葉
朴の木の彼方に萌ゆる柿若葉季節は山の影をかくせり
遙かに相模の山が見えたるはすでに二十日もまへの夕暮れ
当館は『歌集 雲を描く』を所蔵していないが、『尾山篤二郎全歌集』収録の「歌集 雲を描く」を見たところ、p363に載っていた。
- 事前調査事項
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『現代短歌分類事典』に掲載されていた。
- NDC
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- 日本文学 (91 9版)
- 参考資料
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- 1 尾山篤二郎全歌集 尾山篤二郎全歌集刊行委員会∥編 短歌新聞社 1982.10 911.1/1238 p363
- 2 著作権台帳 本冊 第25版 日本著作権協議会?編集・監修 著作権協議会編集局 1999.10 R281.03/26/99 p1679
- キーワード
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- 尾山篤二郎
- 富士山
- 短歌
- 著作権継承者
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000150336