レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/02/16
- 登録日時
- 2022/03/11 00:30
- 更新日時
- 2022/03/11 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-210030
- 質問
-
解決
岩切城合戦について記載のある資料を紹介してほしい。
- 回答
-
下記のとおり回答します。
※【 】内は当館請求記号です。
1 「岩切城合戦」の記載がある資料について
資料1 仙台市史編さん委員会編『仙台市史 通史編2』仙台市, 2000【K225/セ1-13/2】
pp.294-298「第六章 多賀国府から大崎御所へ」-「第一節 岩切城合戦の時代」-「二 吉良・畠山の府中争奪戦」-「二人の奥州管領」,「岩切城合戦」
※吉良貞家と畠山国氏の,二人の奥州管領による府中争奪戦について記載があります。
資料2 本堂寿一「宮城県旧留守領における中世城館発達史 : 岩切城とその周辺城館--(和賀氏400年記念特集)」『北上市立博物館研究報告』北上市立博物館, 14号(2003), pp.1-134【PA069.6/キ】
pp.90-93「第2部 文献史料に見た岩切城と周辺城館の諸様相」-「3. 建武政権国府成立から奥州管領岩切城の出現まで(総論)」-「(4)岩切城合戦と奥州管領府の成立」
pp.104-108「第2部 文献史料に見た岩切城と周辺城館の諸様相」-「4. 南北朝時代における岩切城と周縁の城郭群(各論)」-「(3)岩切城合戦と留守氏の没落」
※上記の頁以外にも,岩切城合戦に関連する記述が散見されます。
資料3 水沢市史編纂委員会編『水沢市史 2 中世』水沢市史刊行会, 1976【K273/ミ1/2】
pp.616-632「後編 中世の留守氏」-「第三章 南北朝時代の留守氏」-「第三節 岩切城合戦と留守氏の没落」-「第二 岩切城合戦」
※「〔飯野文書〕吉良貞家軍勢催促状」,「〔鬼柳文書〕吉良貞家軍勢催促状」,「〔鬼柳文書〕和賀義勝代野田盛綱軍忠状」,「〔有造館結城文書〕結城顕朝書状」,「留守家旧記」(=奥州余目記録)等,諸氏の文書を参照して岩切城合戦について述べられています。
また,岩切城址や新田城跡についても記述されています。
資料4 多賀城市史編纂委員会編『多賀城市史 第1巻』多賀城市, 1997【K223.4/タ3-2/1】
pp.487-492「第八章 南北朝時代」-「第三節 室町幕府と奥州経営」-「3 岩切城の合戦と留守氏の没落」,「4 陸奥府中について」
※新田城の所在については,前掲資料3『水沢市史 2 中世』を引用しながら,異なる見解を述べています。
資料5 利府町誌編纂委員会編『利府町誌』宮城県利府町, 1986【K223.3/リ2】
pp.116-122「第三章 中世の利府」-「第二節 南北朝時代の利府地方」-「二,奥州の情勢と岩切城合戦」
※資料3『水沢市史 2 中世』と同様,諸氏の文書を引用して岩切城合戦について述べています。
資料6 仙台市史編纂委員会編『仙台市史 第3巻』万葉堂書店, 1975【K225/セ1-5/3A】
pp.281-289「古代中世の仙臺地方」-「第二篇 中世の仙臺地方」-「第五章 南北朝時代の仙臺地方」-「第三節 岩切城合戦」
※吉良方に味方した「國分氏」について,余目記録からの引用があります。
資料7 利府村誌編纂委員会編『利府村誌』利府村, 1963【K223.3/リ1】
pp.143-145「前編」-「第三章 中世の利府」-「六,岩切城合戦」
資料8 宮城県史編纂委員会編『宮城県史 1』宮城県史刊行会, 1957【K201/ミ1/1】
pp.323-328「中世史I」-「第八章 南北朝の内乱」-「岩切城合戦」
※諸氏の文書を引用して岩切城合戦について述べています。
資料9 仙台市史編さん委員会編『仙台市史 特別編7』仙台市, 2006【K225/セ1-13/28A】
pp.12-48「第一部 市内の中世城館」-「留守領」のうち,
pp.15-16「地域概説」-「岩切城の合戦」
pp.26-28「岩切城」-「三 歴史」
資料10 田村正明『余目旧記<奥州余目記録>考註』田村正明, 2015【K204/2015.Z】
※及川儀右衛門校注『余目旧記(奥州余目記録)考註』及川儀右衛門, [1953]【K204/オ2】を翻刻した資料です。
pp.58-65「補 留守氏,畠山氏に一味し退転する段」
資料11 仙台市教育委員会・利府町教育委員会編『史跡岩切城跡』仙台市教育委員会, 1985【K202.25/セ4-3】
pp.5-6「II.岩切城跡について」-「2.岩切城跡の歴史」
資料12 菅野正道『せんだい歴史の窓』河北新報出版センター, 2011【K225/2011.X】
pp.75-77「第四部 城を歩く」-「岩切城 南北朝時代の激戦地」
2 「岩切城の合戦」に関連する資料について
資料13 大石直正『中世陸奥国府の研究』ヨークベニマル, 1994【K204/チ1】
pp.15-48 入間田宣夫「陸奥府中ノート」のうち,pp.35-42「四,こま崎の府中城」
※「岩切城合戦」に関して,「府中城」の所在が五万崎であった説や,「留守殿在城」は五万崎にあり,その後「岩切城合戦」において「落籠」ることになった岩切・新田の両城は,留守殿の本来的な居所ではなかった説等を展開しています。
なお,前掲資料4『多賀城市史 第1巻』-「4.陸奥府中について」も,この論文を引用しているようです。
資料14 仙臺郷土研究会『仙臺郷土研究』無一文舘書店, 6巻3号(1936)【PK201/セ】
※この号は「岩切城址」特集号です。「岩切城合戦」に関する詳細な記述はありませんが,前掲資料3『水沢市史 2 中世』-「岩切城址」の項等の引用元となっている論文が収録されています。(pp.6-17 伊東信雄「岩切城址發見の柱穴群」)
資料15 多賀城市史編纂委員会編『多賀城市史 第5巻 歴史資料(1)』多賀城市, 1985【K223.4/タ3-2/5-1】
pp.167-168「八 鬼柳文書」-「107 和賀義光軍忠状」,「108 和賀義勝代野田盛綱軍忠状」,「109 和賀義勝代野田盛綱着到状」
※吉良方の鬼柳氏について,岩切城の裏門太田口を守備したことなどが記述されています。
なお,下記資料についても確認しましたが,「岩切城合戦」についての記載又は詳細についての記述はありませんでした。
資料16 宮城県史編纂委員会編『岩手県水沢町公民館所蔵留守家文書』宮城県史編纂委員会, 1952【K204/ミ2】
資料17 平重道ほか『水沢市立図書館所蔵留守家古文書目録』水沢市立図書館, 1955【K204/タ3】
資料18 水沢市立図書館編『解説中世留守家文書』水沢市教育委員会, 1979【K204/ミ3】
資料19 仙臺郷土研究会『仙臺郷土研究』無一文舘書店, 13巻4号(1943)【PK201/セ】
資料20 紫桃正隆『仙台領内古城・館 第4巻』宝文堂, 1974【K521/シ1/4】
資料21 沼館愛三『伊達諸城の研究』伊吉書院, 1981【K521/ヌ1】
資料22 紫桃正隆『仙台領の戦国誌』宝文堂, 2003【K204/シ1-6】
資料23 仙台市史編さん委員会編『仙台市史 資料編1』仙台市, 1995【K225/セ1-13/10A】
資料24 仙台市博物館編『市史せんだい Vol.16』仙台市博物館, 2006【K225/セ14-3/16】
資料25 水沢市史編纂委員会編『水沢市史 3 近世 上』水沢市史刊行会, 1981【K273/ミ1/3】
資料26 水沢市史編纂委員会編『水沢市史 7 資料編』水沢市史刊行会, 1993【K273/ミ1/7】
資料27 北上市編『北上市史 第2巻』北上市史刊行会, 1970【K274/キ2/2】
資料28 仙台市教育委員会編『仙台市文化財調査報告書 第84集』仙台市教育委員会, 1985【K709.25/セ1-2/84】
資料29 仙台市教育委員会編『仙台市文化財パンフレット 第53集』仙台市教育委員会, 2004【K709.25/セ1-5/53】
資料30 佐々木慶市『中世東北の武士団』名著出版, 1989【212/サ3】
資料31 福島県編『福島県史 第1巻』福島県, 1969【212.6/フ3/1】
資料32 福島県編『福島県史 第7巻』福島県, 1966【212.6/フ3/7】
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 東北地方 (212 9版)
- 参考資料
-
- 仙台市史編さん委員会/編. 仙台市史 通史編2. 仙台市, 2000.3【K225/セ1-13/オ2】:
- 北上市立博物館. 北上市立博物館研究報告 14号 (2003). , 【PA069.6/キ】:
- 水沢市史編纂委員会/編. 水沢市史 2 中世. 水沢市史刊行会, 1976【K273/ミ1/ウ2】:
- 多賀城市史編纂委員会/編. 多賀城市史 第1巻. 多賀城市, 1997.3【K223.4/タ3-2/オ1】:
- 利府町誌編纂委員会/編. 利府町誌. 宮城県利府町, 1986【K223.3/リ2】:
- 仙台市史編纂委員会/編. 仙台市史 第3巻. 万葉堂書店, 1975【K225/セ1-5/オ3A】:
- 利府村誌編纂委員会/編. 利府村誌. 利府村, 1963【K223.3/リ1/エ】:
- 宮城県史編纂委員会/編. 宮城県史 1. 宮城県史刊行会, 1957【K201/ミ1/イ1】:
- 仙台市史編さん委員会/編. 仙台市史 特別編7. 仙台市, 2006.3【K225/セ1-13/エ28AB】:
- 田村/正明∥[翻刻]. 余目旧記<奥州余目記録>考註. 田村正明, 2015.12【K204/2015.Z】:
- 仙台市教育委員会/編 利府町教育委員会/編. 史跡岩切城跡. 仙台市教育委員会, 1985【K202.25/セ4-3】:
- 菅野/正道?著. せんだい歴史の窓. 河北新報出版センター, 2011.10【K225/2011.X】:
- 大石直正[ほか]/著. 中世陸奥国府の研究. ヨークベニマル, 1994.9【K204/チ1/ウ】:
- 仙臺郷土研究会. 仙臺郷土研究 6巻3号 (昭11.3). 無一文舘書店, 【PK201/セ】:
- 多賀城市史編纂委員会/編. 多賀城市史 第5巻 歴史資料(1). 多賀城市, 1985.3【K223.4/タ3-2/ウ5-1】:
- キーワード
-
- 城--宮城県--歴史--中世
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000313370