レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年8月30日
- 登録日時
- 2021/07/02 12:58
- 更新日時
- 2022/10/05 16:55
- 管理番号
- 中央-郷土-033
- 質問
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解決
穂高町で空襲があったそうだが、いつ頃、どこに爆撃があったのか知りたい。
- 回答
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穂高町と有明村に爆撃があった。
昭和20年5月19日の午前11時40分頃、穂高町の南方より進入したB29大型爆撃機が穂高小学校(決部隊が駐留)を目標として爆弾六発を投下した。
着弾地は穂高小学校の南五百メートルの矢原堰の西側に四発、東側に二発(内不発一)。
続いて有明方面へ飛び、有明演習地兵舎(決部隊駐留)を目標として十数発の爆弾を投下した。
目標をそれて有明小学校の数百メートル南の新屋神社西の水田に着弾した。
- 回答プロセス
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館内システムで「穂高 戦争」で検索すると、①が見つかる。
①には穂高と有明の爆撃の日時や状況の記載があり、長野県下の空襲の被害の地図が載っていた。
爆弾は穂高町に6発、有明村に10数発と記載あり。
郷土のN960の書架で②を見つける。②も体験談で、爆撃の記載あり。
郷土の歴史の書架で③と④を見つける。
③には爆撃の日時の他に、翌日の信濃毎日新聞の記事や被爆遭難の碑が載っていた。
爆弾は穂高町に5発(うち1発は不発)、有明村に12発と記載あり。
④にも爆撃の記載があり、③と同様の爆撃数だった。
2021年7月8日、⑤追加
館内システムで「穂高 空襲」と検索。⑥に詳細な記事を発見。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 世界史.文化史 (209 9版)
- 参考資料
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- ①寺島 美智子. B29穂高・有明爆撃 戦争体験を語る. 2011. (p.4-7 当館請求記号 N960テ, 当館資料番号 7011166969)
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②穂高町戦争体験を語りつぐ会 編 , 穂高町戦争体験を語りつぐ会. 穂高町の十五年戦争 : 町民がつづる戦争体験集. 郷土出版社, 1987.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001882526-00 (p.10-24 当館請求記号 N960ホ, 当館資料番号 7019038616) -
③服部祐雄, 井口博文 監修 , 服部, 祐雄 , 井口, 博文. 大町・安曇の昭和史 : 真実と感動のドキュメント : 保存版. 郷土出版社, 1999. (信州の昭和史シリーズ ; 6)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002817852-00 , ISBN 4876634483 (p.74-75 当館請求記号 N209.7シ6, 当館資料番号 7010197338) -
④安曇歴史研究会 編著 , 安曇歴史研究会. 図説・安曇の歴史 下. 郷土出版社, 1985. (長野県の歴史シリーズ ; 17)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001750446-00 (p.105 当館請求記号 N232ス2, 当館資料番号 7011090045) -
⑤安曇野市の歴史文化遺産再発見事業実行委員会 編集 , 安曇野市. 穂高の宝. 安曇野市の歴史文化遺産再発見事業実行委員会, 2021.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I031461369-00 (p.128-129 当館請求記号 N232ア, 当館資料番号 7011555484) -
⑥安曇野市豊科郷土博物館. 安曇野市豊科郷土博物館紀要. 安曇野市豊科郷土博物館, 2014., ISSN 24355623
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I029640581-00 (第6号 p.83-101 当館請求記号 N069ア6, 当館資料番号 7011531907)
- キーワード
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- 穂高町
- 太平洋戦争
- 空襲
- 爆撃
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000301235