レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/11/20
- 登録日時
- 2023/12/02 00:30
- 更新日時
- 2024/02/22 10:58
- 管理番号
- 16188739
- 質問
-
解決
1968.7.19-9.1まで東京国立近代美術館(京橋)において開催された「韓国現代絵画展」に、版画家の崔栄林は出陳していますでしょうか。
- 回答
-
既にご確認いただいた『韓国現代美術代表作家100人選集』の情報を元に、1968年の東京国立近代美術館の年報(資料1)を確認しました。
資料1に、崔栄林が「韓国現代絵画展」に出品していた旨記載がありました。
【 】内は国立国会図書館請求記号です。なお、一部旧字を新字に置き換えて表記している箇所があります。
資料1
『東京国立近代美術館年報 昭和43年』東京国立近代美術館, 1970【K3-2】
pp.20-21に「韓国現代絵画展」の概要と出品目録が掲載されています。
崔栄林の名前もあり、1968年に制作された「塔の伝説」「昔話」「寓話A」「寓話B」が出品されていたことがわかります。
また、この展覧会はカタログも発行されており、東京国立博物館等で所蔵があります。国立国会図書館では当該展覧会のカタログは所蔵していません。利用等詳細については、所蔵館にお問い合わせください。
・東京国立博物館資料館図書検索「韓国現代絵画展」
https://webopac.tnm.jp/detail?bbid=0000056833
「注記」に、出品作家として「崔栄林」等が挙げられています。
※最終アクセス確認日:2024年2月8日
この他、該当の展覧会について述べた雑誌記事等にも、崔栄林が出品していたことが書かれているものがありました。
資料2
「文化ジャーナル アジア的性格は生れるか―韓国現代絵画展―」(『朝日ジャーナル』10(34)(497) 朝日新聞社, 1968.8.18 p.47【Z23-7】)
崔栄林含め20人が出品していると書かれています。
【その他調査に用いた主な資料】
北村由雄「今月の焦点 はじめての「韓国現代絵画展」」(『美術手帖』(303) カルチュア・コンビニエンス・クラブ, 1968.10 pp.34-35【Z11-44】)
石子順造「絵画の現代化を問え--韓国現代絵画展をみて」(『三彩』(235) 三彩社, 1968.9 pp.64-67【Z11-233】)
「ほとんどが抽象的 エキゾチックな面もあるが 韓国現代絵画展」(『産経新聞』1968.7.25 夕刊 3面【YB-11】)
「底に潜む、動乱の悲劇 韓国現代絵画展」(『毎日新聞』1968.7.29 夕刊 5面【YB-6】)
「心ひかれた権玉淵 韓国現代絵画展」(『東京新聞』1968.8.2 夕刊 8面【YB-15】)
「[美術]韓国現代絵画展 国際化の波に苦闘 民族的な伝統ひめながら」(『読売新聞』1968.8.7 夕刊 7面【YB-41】)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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植民地期朝鮮の美術関係資料すべて
李亀烈 [編]『韓國現代美術代表作家100人選集』文善鎬編, 第5巻
金星出版社, 1975年
「崔榮林 : 作家와 作品 = Choi Young-rim」
- NDC
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- 版画 (730)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 人文(レファレンス)
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000342832