レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024/03/07
- 登録日時
- 2024/02/29 10:59
- 更新日時
- 2024/03/08 09:31
- 管理番号
- 226
- 質問
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尼崎市の「塚口」と大阪市の「塚本」の地名において、「塚」が使われている由来を知りたい。
- 回答
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1.尼崎市の「塚口」の由来について
立花地区の大字で、市域中央北部、尼崎から伊丹へと通ずる街道沿いに位置します。付近には池田山古墳をはじめ塚口古墳群に属する古墳が点在しており、塚口という地名も池田山古墳もしくはこれら複数の古墳を背後にひかえていることに由来すると考えられます。史料上の初見は「広島別院旧蔵蓮如上人遺文」(宝塚市史第4巻)で、1483年(文明15)の内容を記す個所に「つか口」とあります。
2.大阪市の「塚本」の由来について
「和名抄」にみえる西成郡の槻本(つきのもと)郷に由来するとする説、また南浜(みなみはま)村源光寺の本尊が当時当地に安置され、その跡に供養の塚(如来塚)が築かれたことにちなむとする説があります。
- 回答プロセス
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1.尼崎市の「塚口」の由来については、
『尼崎地域史事典』/Web版『尼崎地域史事典』apedia
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/apedia/
の「塚口」の項を当たった。
史料上の初見として挙げられた「広島別院旧蔵蓮如上人遺文」について、『宝塚市史』第4巻の434頁に「つか口」とあるのを確認した。
2.大阪市の「塚本」の由来については
『日本歴史地名大系』第28巻1「大阪府の地名」1 平凡社、1986年発行
の589頁にある「塚本村」の項を当たった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 10版)
- 参考資料
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- 尼崎市立地域研究史料館 編. 尼崎地域史事典. 尼崎市立地域研究史料館, 1996. (当館請求番号 219/A/ア)
- 尼崎市立地域研究史料館. 尼崎の地名. 尼崎市立地域研究史料館, 1985. (当館請求番号 290/A/ア)
- 宝塚市史編集専門委員 編. 宝塚市史 第4巻. 宝塚市, 1977. (当館請求記号 219/S/タ-4)
- 平凡社地方資料センター編. 大阪府の地名 1. 平凡社, 1986. , ISBN 4582910130 (当館請求記号 290/6.4/ヘ-1)
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編纂. 角川日本地名大辞典 27 (大阪府). 角川書店, 1983. (当館請求記号 290/6.4/カ)
- キーワード
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- 兵庫県尼崎市
- 塚口
- 塚本
- 大阪市
- 地名
- 由来
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000346708