レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/02/27
- 登録日時
- 2009/03/12 02:10
- 更新日時
- 2009/03/12 02:10
- 管理番号
- 千県西-2008-0001
- 質問
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解決
言語学者の鈴木孝夫が外国で講演した際、「Pithecanthropus(ピテカントロプス)」という語をアメリカの子どもに見せたが意味が分からなかった。しかし,日本では「猿人」と書くので子どもでもおおよその意味はつかめる。
以上のような話を何かの本に書いているそうだが、その本は何か。
- 回答
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以下の2冊を提供した。
『ことばの社会学』/鈴木孝夫 著/新潮社/1987
『日本語と日本人』/芳賀綏 他著/講談社/1982
- 回答プロセス
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当館資料で鈴木孝夫著の新書は所蔵していなかったため、それ以外の著作2冊を調べたところ、『ことばの社会学』に下記の内容が収録されており、おそらくこちらのことではないかと思われた。
「エール大学で講演した際に、「猿人」にあたる英語「ピセキャンスロープ(pithecanthrope)」を黒板に書き、これは何ですかと聞いたが、有名大学の偉い先生方が誰も知らない。見てしばらくしてわかりますかと言ったら、いくら見ても正解が出てこない。見当をつけることもできない。これが漢字だったら、はじめて見ても、見ている内にだんだんわかるだろう。」
こちらの記事の初出は講談社ゼミナール選書というシリーズの『日本語と日本人』となっており、おそらくこの資料ではないかと思われた。
- 事前調査事項
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質問者の記憶によれば岩波新書か他の新書で、一般向けの英語に関する内容のものだったということ。
- NDC
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- 論文集.評論集.講演集 (804 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 日本語
- 言語学
- 鈴木孝夫
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000052285