レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/09/15
- 登録日時
- 2020/08/03 00:30
- 更新日時
- 2020/08/04 15:23
- 管理番号
- 所沢椿峰-2020-004
- 質問
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解決
十一面観音の絵を仏画で描きたいが、参考になる資料はないか。
- 回答
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下記資料に記載があります
〇『水墨仏画入門』 呉斉旺/著 日貿出版社 1991年
〇『仏画のすすめ [正]』 松久宗琳/著 日貿出版社 2016年
〇『仏画入門』 山田美和/著 春秋社 2015年
〇『墨絵の仏像画』 干場哲鳳/著 日貿出版社 1994年
〇『観音百態』 石田豪澄/著 日貿出版社 1993年
〇『仏像画入門』 干場哲鳳/著 日貿出版社 1991年
〇『はじめて描く仏画入門』 中村凉応/監修 淡交社 2004年
- 回答プロセス
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1.所蔵資料の内容確認
〇『水墨仏画入門』 呉斉旺/著 日貿出版社 1991年
p.59-63「十一面観音菩薩」の正面から見た立位の像が個々で5体描かれています。その内3体に関しては腰部までの描写になっています。
p.64-67「十一面千手観音菩薩」の正面から見た立位と座位の像が個々で4体描かれています。
また、p.26-31に仏画の描き方について、描線や陰影の付け方や背景、顔の表現方法などの説明が記載されています。
〇『仏画のすすめ [正]』 松久宗琳/著 日貿出版社 2016年
p.28-30 第4章「実技篇-顔を描く」に作例3として「十一面観音」が紹介されています。肩部までの実像写真とデッサン(原寸)、彩色(原寸)の3点が収録されています。
また「十一面観音」について観音像の説明のほか線描き、彩色といった項目で解説されています。
p.11-22 第2章「準備篇」や第3章「基礎篇」に描く上で基礎的な描画の手順や心構え、用具の準備などが記載されています。
〇『仏画入門』 山田美和/著 春秋社 2015年
p.59-61「実技の応用-六観音を描く」に正面から見た座位の「十一面観音下図」が大小2体描かれています。小さい像には装飾品などの名称が明記されています。また「十一面観音」について、由来などの説明も記載されています。
描き方については全ての仏画を対象として、p.22-45「実技の基礎①-白描の仏さまを描く」と「実技の基礎②-彩色の仏さまを描く」に記載されています。
〇『墨絵の仏像画』 干場哲鳳/著 日貿出版社 1994年
p.10-11に「十一面観音」について、由来などの説明と正面から見た全体像の絵が描かれています。
p.19に「十一面観音立像」の実像写真1体が収録されています。
p.69に「十一面観音立像」の全体像を描いた2体(スケッチと下図)が収録されています。
p.84,86-91,101に「十一面観音立像」と「十一面観音菩薩立像」、「十一面千手観音菩薩立像」の作品が収録されています。白描法や塩振撒き法などの様々な技法と構図で描かれており、計8体収録されています。
描き方については全ての仏画を対象としてp.41-56 第4章「画法(描法・筆法・乾湿法・技法)」、p.57-62 第5章「線描を心する(線画が大切・線の種類)」、p.63-70 第6章「スケッチと下図を描く(題材を決める・スケッチをする・下図を描く)」に記載されています。
〇『観音百態』 石田豪澄/著 日貿出版社 1993年
図版p.Ⅶに「十一面観音」の彩色された作品が収録されています。
p.12に「十一面観音」の立位での像が描かれており、装飾品などの名称も記されています。
p.16に「十一面観音」の座位での像が描かれており、造りの意味などの説明も記載されています。
〇『仏像画入門』 干場哲鳳/著 日貿出版社 1991年
p.13-14に「十一面観世音菩薩」についての由来などの説明と「十一面観音」の全体像や頭上菩薩面の像が描かれています。
p.43に「十一面観世音菩薩」が描かれており、各部の名称が明記されています。
p.88-89に「十一面観音菩薩立像」の全体像を描いた4体が収録されています。
p.133-139に「十一面観音菩薩立像」の頭部を描いた8体が収録されています。
また、p.53-76の第4章「仏像画の描法」で用具の準備や心構え、仏像の部位ごとの描法、彩色の方法について記載があります。
〇『はじめて描く仏画入門』 中村凉応/監修 淡交社 2004年
p.77に仏画手本集として「十一面観音像」の彩色が施されたものが収録されています。
p.47にp.77で描かれた「十一面観音像」の頭部が彩色の例として紹介されています。
p.81にp.77での彩色仏画「十一面観音像」の下絵が収録されています。
p.88に仏画手本解説として「十一面観音像」の由来や仏画について説明があります。また、p.77での「十一面観音像」の左手が抜粋されて描かれております。
p.90に「十一面観音像」が描かれており、各部の名称が明記されています。
また、p.45-69のPartⅢ「仏画を描くための技法」で線の描き方や彩色方法、仏像の部位で分けた描き方などが記載されています。
2.記載のなかった資料
×『彩色仏画入門』 中村凉応/著 日本放送出版協会 2000年
×『色鉛筆から始めるはじめての仏画』 粟生密弘/著 日貿出版社 2009年
×『やさしい仏画の描き方』 西村公朝/著 法蔵館 2003年
- 事前調査事項
- NDC
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- 絵画材料.技法 (724 9版)
- 参考資料
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- 水墨仏画入門 呉斉旺/著 日貿出版社 1991.4 724.1 4-8170-3698-2
- 仏画のすすめ [正] 松久宗琳/著 日貿出版社 2016.7 724.1 978-4-8170-2063-5
- 仏画入門 山田美和/著 春秋社 2015.5 724.1 978-4-393-13904-2
- 墨絵の仏像画 干場哲鳳/著 日貿出版社 1994.4 724.1 4-8170-3855-1
- 観音百態 石田豪澄/著 日貿出版社 1993.9 724.1 4-8170-3095-X
- 仏像画入門 干場哲鳳/著 日貿出版社 1991.7 724.1 4-8170-3704-0
- はじめて描く仏画入門 中村凉応/監修 淡交社 2004.7 724.1 4-473-02092-4
- キーワード
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- 十一面観音像
- 菩薩
- 観音
- 仏教
- 仏さま
- 像
- 仏画
- 描き方
- 描法
- 手本
- 絵
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 図・絵・写真
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000285246