月の模様の見え方については①②を、月について理解しやすい本として③④を提供した。
①『月をみよう(科学のアルバム1)』(藤井旭/著 あかね書房 1991)
昔の人の月の模様の見え方について、p.9の「月のちけい」で、日本の「ウサギのもちつき」、西洋の「きれいな女の人」、西洋の「カニ」について、それぞれそう見えるであろう月の模様のカラー写真と、イラストを掲載している。また、月の地図や、月の満ち欠け、クレーターについても、大きな写真やイラストで分かりやすく解説している。
②『月の大研究 いちばん近くてふしぎな星,すがた・動き・人とのかかわり』(縣秀彦/監修PHP研究所 2009)
月について、月ができた仕組みや、月の公転、月の文化、月食、月までの距離など、テーマごとに写真を多く使って紹介している。またp.74の「世界でちがう、月のもよう」で、前述の①でも記述のある「もちつきをするうさぎ」、「ハサミをふり上げるカニ」、「女の人の横顔」の他に、南アメリカの「ロバ」、日本の「まきをかつぐ子ども」についても、月の地形の呼称の「晴れの海」や「静かの海」、「しめりの海」、「雨の海」などが、それぞれの見立てのどの部分を表しているかをイラスト付きで詳細に解説している。また他の見立てとして、南アメリカの「ワニ」、北ヨーロッパの「本を読むおばあさん」、アラビア地域の「ライオン」の紹介もある。
③『月のかたち 毎日変わり続ける月のようすがわかる(月のひみつシリーズ)』(藤井旭/監修・写真 ほるぷ出版 2018)
月齢ごとの月の大きな写真が掲載されており、毎日変わり続ける月の様子が視覚的に理解できる。
④『つきのせかい』(ランクリン・M・ブランリー/ぶん ブラディミール・ボブリ/え 山田大介/やく 福音館書店 1973)
実際の月の世界の様子を、宇宙飛行士やロケットとともに絵本の形式で紹介している