レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/12/17
- 登録日時
- 2024/02/25 00:30
- 更新日時
- 2024/02/25 00:30
- 管理番号
- 牛久-1958
- 質問
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解決
「牛久」という地名の由来が載っている資料はあるか。
- 回答
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下記5冊を提供。
(1)『牛久市史 民俗』(牛久市史編さん委員会編/牛久市/2002.1)・・・p509
(2)『牛久市史研究 創刊号』(牛久市史編さん委員会編集/牛久市/1991)…p67
(3)『牛久市史研究 第2号』(牛久市史編さん委員会編集/牛久市/1992)・・・p5
(4)『企画展 牛久沼』(龍ケ崎市文化振興事業団/龍ケ崎市歴史民俗資料館/1996)…p7
(5)『私たちの牛久沼』(茨城県県南地方総合事務所編/茨城県県南地方総合事務/2004.2)…p3
※上記資料をまとめると以下の説があり。
・牛を喰う伝説の「牛喰う」から
・「泥が深くて牛をも飲み込んでしまう沼」から
・「うしゅく(鵜宿・卯宿)」から(鵜がたくさん生息している宿・卯の年に開かれた宿)
・「大潮来る」という意味から
- 回答プロセス
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1.まずは『牛久市史』をあたる。
(1)『牛久市史 民俗』(牛久市史編さん委員会編/牛久市/2002.1)
→p509「牛久という地名」
・「牛を喰う伝説の「牛喰う」から」
・「泥が深くて牛をも飲み込んでしまう沼」から
・「「うしゅく」=「鵜宿」か「卯宿」から」
2.上記の参考資料として掲載されていた資料にあたる。
(2)『牛久市史研究 創刊号』(牛久市史編さん委員会編集/牛久市/1991)
→p67「牛久沼の沼名の由来は(中略)「「うしお来る」すなわち「大潮来る」という意味に由来する」
(3)『牛久市史研究 第2号』(牛久市史編さん委員会編集/牛久市/1992)
→p5「牛久の名の起源と意味」
・「金龍寺の小僧が牛となり、沼にのみこまれてしまったので牛喰沼、転じて牛久沼」
・「泥が深くて牛をものみこんでしまうので牛食沼、それから牛久沼」
・「鵜宿の転で、鵜がたくさん生息していた土地ということ」
3.(2)(3)のことから、牛久沼に関する資料にも記載があるかと思い、牛久沼の棚をブラウジング。
(4)『企画展 牛久沼』(龍ケ崎市文化振興事業団/龍ケ崎市歴史民俗資料館/1996)
→p7「牛久沼の名前の由来」
・「牛を喰った沼」
・「卯の年に開かれた宿」
・「鵜がたくさん生息している宿」
p8-9牛久沼の伝説「牛になった小坊主」あり
(5)『私たちの牛久沼』(茨城県県南地方総合事務所編/茨城県県南地方総合事務/2004.2)
→p3「牛久沼の名前の由来」
・「食っては寝、食っては寝ていたお寺の小坊主が、牛に姿を変えて、沼に飛び込んだという話から『牛喰沼(うしくいぬま)』と言われた」
・「縄文時代に牛久沼に海水が流入していたので、『うしく』は『うしお来る』すなわち『大潮来る』という意味がある」
→以上(1)~(5)の資料を提供して終了。
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 10版)
- 海洋学 (452 10版)
- 参考資料
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- B10303837 牛久市史 民俗 牛久市史編さん委員会/編 牛久市 2002.1 213.1
- B10094667 牛久市史研究 第2号 牛久市史編さん委員会/編集 牛久市 1992 213.1
- B10094373 牛久市史研究 創刊号 牛久市史編さん委員会/編集 牛久市 1991 213.1
- B10129900 企画展 牛久沼 龍ケ崎市文化振興事業団 龍ケ崎市歴史民俗資料館 1996
- B10443062 私たちの牛久沼 茨城県県南地方総合事務所/編 茨城県県南地方総合事務所 200402
- キーワード
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- 牛久
- 地名
- 由来
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000346594