レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/12/11
- 登録日時
- 2006/12/08 02:11
- 更新日時
- 2024/03/30 00:30
- 管理番号
- M06033014052114
- 質問
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第八十六国立銀行はどこにあって,現在のどの銀行につながっているのかを知りたい。
- 回答
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第八十六国立銀行は明治5年の国立銀行条例(太政官第349号)により設置された銀行で,中国銀行の前身であった。 『岡山県史 第10巻』には,明治11年11月に国立銀行創立願が出され,翌12年5月高梁市に資本金8万円をもって設立されたとある。金禄公債証書を株式として銀行に吸収することで,旧高梁藩士族の保護・救済に役立てようとしていた。株主の中に,200名近い士族の名を見ることができ,設立の中心的役割を担ったのは旧領主板倉家と若干の側近士族および高梁の大商人であった。 『中国銀行五十年史』によると,第八十六国立銀行設立の中心的な役割を果たしたのは,三島毅であるとしている。そのほか,初期の経営などについて詳細に掲載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 世界史.文化史 (209 9版)
- 参考資料
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- 明治財政史編纂会編纂『明治財政史』第13巻,吉川弘文館,1972,268p. 岡山県史編纂委員会編纂『岡山県史 第10巻』岡山県,1985,p.570-575. 『中国銀行五十年史』 中国銀行,1983,p.32-53,103-115,185-188
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2006033014003052114
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000032186