レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年06月04日
- 登録日時
- 2010/07/17 16:16
- 更新日時
- 2012/07/26 10:48
- 管理番号
- 20100604/51
- 質問
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未解決
「大楠公」という漢詩が徳川斉昭作となっているが、徳川斉昭の詩集に出て来ない。梁川星巌の作かもしれないというのだが、どちらか。
- 回答
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不明。
- 回答プロセス
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『日本漢文学大事典』近藤春雄著 明治書院 1985.3(919/32)p382によると、「江戸時代の梁川星巌作の七言絶句の題名・・・、作者はまた徳川斉昭ともいわれる。」とある。
この参考文献にあげられている『和漢名詩類選評釈』簡野道明講述 国語漢文研究会編纂 明治書院 1925(919/10)p26には、梁川星巌作とされている。
しかし『梁川星巌全集』第1-3巻 伊藤信著 梁川星巌全集刊行会 1956-7(919.5/12)には採録されていない。
近畿大学中央図書館より以下のような情報をいただきました。(2012-07-26)
近代デジタルライブラリー 国立国会図書館
http://kindai.ndl.go.jp/ (2012/07/25確認)
下記の文献に次のような情報がありました。
名文鑑賞読本 漢詩漢文 高須芳次郎編著 厚生閣 昭和12(1937)
p.297
大楠公―徳川斉昭
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1109124/158 (2012/07/25確認)
p.298
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1109124/159 (2012/07/25確認)
p.298
「この詩は従来梁川星巖作と傳へられてゐたが、それは誤りで、實は烈公作である。」
烈公 = 徳川斉昭
- 事前調査事項
- NDC
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- 漢詩文.日本漢文学 (919 9版)
- 参考資料
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- 『日本漢文学大事典』近藤春雄著 明治書院 1985.3 (919/32)
- 『和漢名詩類選評釈』簡野道明講述 国語漢文研究会編纂 明治書院 1925 (919/10)
- キーワード
-
- 徳川斉昭
- 梁川星巌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000069208