レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/01/23
- 登録日時
- 2018/03/29 00:30
- 更新日時
- 2018/05/09 14:22
- 管理番号
- 茨城-2017-209
- 質問
-
解決
『茨城県警察史』に次の事項が書かれていないか。
(1) 茨城県軍政部について。
先遣隊の来県日,進駐日,司令部・駐屯地・部隊長名,慰安施設
(2) 県内の米軍のジープ事故(昭和21年~33年ごろ)についての記事。
- 回答
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(1) 茨城軍政部について
◎『茨城県警察史 下』
p.524-533 「米軍の本県進駐」
p.525 昭和20年9月11日 本県進駐の先遣隊として来県(霞ケ浦海軍航空隊に飛来)
p.526 昭和20年9月20日 元土浦海軍航空隊に進駐したのがはじめ
p.526-527 「第62表 進駐連合軍管轄区表」 昭和20年10月20日現在の連合軍の進駐状況
司令部・駐屯地・駐屯部隊および部隊長・人員・管轄区の一覧表
p.530-533 「進駐軍慰安施設の設置」の項目あり
茨城軍政部については,下記の資料にも記載があります。
◎「占領政策の地方的展開」(川俣英一著) (『茨城県立歴史館報 17』所収 p.110-144)
県内の動向については,この論文がより詳細に解説されている。
○『茨城県史 近現代編』
「占領行政」(p.701-709)に項目あり。「茨城軍政部」「GHQ/SCAP文書」「軍政活動報告書」「占領と県民」
概要。上記論文の方が詳細に解説されている。
○『茨城県史研究 72』
p.64-83 「占領期の本県進駐時の諸問題と文献紹介」(生田目靖志著)
○『茨城の占領時代』
「研究会報告」
p.12-25 「占領軍進駐をめぐる茨城県の動向」(生田目靖志著)
「40人の証言」
p.14-21 「人々は新憲法・選挙に高い関心」 (ケネス・D.フロスト/〔述〕 海津 美織/訳)
p.81-94 「遊郭から飲み屋街へ、奈良屋町の変遷」(青木 光一郎/〔述〕)
○『ザ・ヤンキー・サムライ』
「40人の証言」で証言をしているケネス・D.フロストの著書。
p.204-205 「茨城軍政部」についての解説あり。
(2) 主な刑事事件として取り上げられている事件,巻末の年表を確認したが,米軍のジープ事故については記載なし。
- 回答プロセス
-
(1) 『茨城県警察史』を確認
(2) 占領期の茨城に関する資料を確認
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 行政 (317 9版)
- 参考資料
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- 茨城県警察史下巻茨城県警察史編さん委員会/編集茨城県警察本部
- 茨城県立歴史館報17茨城県立歴史館/編茨城県立歴史館
- 茨城県史近現代編茨城県史編集委員会/監修茨城県
- 茨城県史研究第72号茨城県立歴史館史料部県史編さん室/編集茨城県立歴史館
- 茨城の占領時代研究会報告茨城の占領時代研究会/編茨城新聞社
- 茨城の占領時代40人の証言茨城の占領時代研究会/編茨城新聞社
- ザ・ヤンキー・サムライケネス・D.フロスト/著那珂書房
- キーワード
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- 茨城軍政部(イバラキグンセイブ)
- GHQ(ジーエイチキュー)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000233531