レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/09/01
- 登録日時
- 2007/04/12 02:12
- 更新日時
- 2009/11/10 12:19
- 管理番号
- 埼浦-2006-230
- 質問
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解決
「ベルリンの女」という映画の監督名、ドイツ語タイトル、製作年を知りたい。ビデオ、DVDで入手できるかどうかも知りたい。
- 回答
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質問の映画の日本語タイトルは「解放者と被解放者」とわかる。ドイツ文化センター図書館に照会し次のような情報を得る。
ドイツ語のタイトル:BeFreier und Befreite
監督:ヘルケ・ザンダー(Helke Sander)
製作年:1992年
DVD情報が掲載されたWebサイト(ドイツ語)。 他の作品を含む5枚組のDVDセットに収録されているよう。
(http://www.neuevisionen.de/shopping/product_info.php?products_id=132& 2006/09/01最終確認)
Web情報によると、
DVDのタイトル:Helde-Sander-Edition(5枚組 906分)
発売者(Anbieter):Neue Visionen Filmverleih
監督ヘルケ・ザンダーのWebサイト(英語・ドイツ語)は以下のとおり。
(http://www.helke-sander.de/ 2006/09/01最終確認)
- 回答プロセス
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〈ベルリンの女〉をキーワードに次の資料やWeb情報を検索するが手がかりなし。
『映画大全集』《日経テレコン21》《聞蔵Ⅱビジュアル》《alllcinema ONLINE》《goo映画》《TSUTAYA online》《Amazon.com》《紀伊国屋Bookweb》
《Movie Walker(キネマ旬報データベース)》に「伯林の処女」あり(ドイツ 1928製作の映画)。
《日経テレコン21》《聞蔵Ⅱビジュアル》を〈伯林の処女〉で検索するが該当なし。
ここで質問者に経過を報告すると、「伯林の処女」は質問の映画ではないとのこと。戦後○周年を記念して作られたというような記事であったと記憶しているとのこと。
岩波ホールに問い合わせたところ、ドイツの映画で女性が主人公で公開した映画は次の2つであると回答をいただく。
「ドイツ・青ざめた母」(岩波ホールでは1984公開 戦争へ行って戻ってきた夫と女性の話)
「林檎の木」(岩波ホールでは1994年公開 ドイツの東西統一前後の話)。
《goo映画》で上記2つの映画を調査。
ドイツ文化センター図書館に調査依頼する。
ここで質問者より、映画を紹介した記事を特定するメモが見つかったと連絡あり。それによると「1992年 10月7日(4)」の朝日新聞か読売新聞で、映画のタイトルは「解放者と被解放者」で、監督はヘルケ・ザンダー。
《聞蔵Ⅱビジュアル》を1992.1.1-12.31〈解放者 & 被解放者〉で検索するが該当なし。
『読売新聞縮刷版 1992年10月』を調べると「10月7日(4)」に記事あり。それによると「解放者と被解放者-戦争、婦女暴行、子供(ヘルケ・ザンダー監督)」とわかり、ドイツで公開されたドキュメンタリー映画である。
問い合わせ中のドイツ文化センターにこの情報を連絡し、あわせて回答の情報をいただく。
また、質問の映画は図書になっており、県立で所蔵する。書名は『1945年ベルリン解放の真実-戦争・強姦・子ども』。
- 事前調査事項
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情報源:1990年代頃に朝日、読売、日経の新聞記事で映画のことを知った。
- NDC
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- 映画 (778 9版)
- 特種目録 (027 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 映画-ドイツ
- 第二次世界大戦
- 新聞記事索引
- Sander Helke(ザンダー ヘルケ)
- 照会先
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- ドイツ文化センター図書館(infoservice@tokyo.goethe.org)
- 岩波ホール
- 寄与者
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- ドイツ文化センター図書館
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000034550