レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年08月16日
- 登録日時
- 2022/08/24 00:30
- 更新日時
- 2022/09/09 00:30
- 管理番号
- 0C22008432
- 質問
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解決
「長崎の鐘」に関するエピソードとして、レコーディングの当日、藤山一郎は熱があり体調不良だったが、いざレコーディングをすると調子がよかったので、それを音源として採用したと聞いたことがある。そのことが書かれた資料はあるか。
- 回答
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以下の資料に該当するエピソードの記述がありました。
(1) 『藤山一郎歌唱の精神』 (菊池 清麿/著 春秋社 1996.6)
「第八章 新たな出発」のp.211に「《長崎の鐘》は、昭和二十四年四月に臨時発売されているが、吹き込みのとき藤山はカゼの高熱でとても歌える状態ではなかった。(中略)ようやく到着した藤山は、(中略)高熱に耐えて《長崎の鐘》を熱唱した。本来なら後日録音するところである。しかし、藤山の格調高く悲壮感の漂う歌い方はスタッフ一同を感激させた。そして、そのままレコードは発売」とあります。
(2) 『藤山一郎とその時代』 (池井 優/著 新潮社 1997.5)
「8 荒野にひびけ-「長崎の鐘」」の章、p.158-162「発熱をおして」のp.162に「藤山は前日から風邪を引き、当日の朝三九度に近い発熱であった。(中略)テストのつもりで歌うと格調も高く調子がいい。すぐ臨時発売の準備ができた。」とあります。
- 回答プロセス
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1.当館蔵書検索にて、件名「藤山一郎」、フリーワード“長崎の鐘”で検索。資料(2)が見つかる。
2.当館蔵書検索にて、件名「藤山一郎」で検索。資料(1)が見つかる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 声楽 (767 9版)
- 参考資料
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- 当館書誌ID <0000555425> 藤山一郎歌唱の精神 菊池 清麿/著 春秋社 1996.6 9784393934357 資料(1)
- 当館書誌ID <0000612376> 藤山一郎とその時代 池井 優/著 新潮社 1997.5 9784104179015 資料(2)
- キーワード
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- 藤山一郎
- 長崎の鐘
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000320230