レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年08月23日
- 登録日時
- 2023/09/13 11:11
- 更新日時
- 2024/01/11 14:50
- 管理番号
- 横浜市中央2703
- 質問
-
解決
野毛山動物園開園までの歴史が知りたい。
- 回答
-
野毛山動物園開園までの歴史を知ることができる資料をご紹介します。
なお、インターネット情報の最終確認日は令和5年9月1日です。
1「野毛山動物園」の歴史を知ることができる資料
(1)『野毛山動物園のあゆみ』 横浜市野毛山動物園/編 横浜市野毛山動物園 1982.03
p.12「野毛山動物園・公園のあらまし」
野毛山動物園のある“野毛山公園”が始まった大正15(1926)年から述べられています。
昭和26(1951)年に“横浜市野毛山遊園地”として開園し、
昭和47(1972)年に“横浜市野毛山動物園”と名称変更したことなど
“野毛山動物園”になるまでの変遷を知ることができます。
該当箇所がかつて明治の巨匠茂木惣兵衛の別荘であった旨の記述もあります。
p.13「野毛山動物園前史」
明治16(1883)年に茂木惣兵衛が一部土地を買い取った頃から記述があります。
なぜ動物園が誕生したのかということについても触れられています。
p.14~25「野毛山動物園史」
野毛山遊園地として開園した昭和26(1951)年から昭和56(1981)年4月までの年表です。
いつどんな動物が入園したか、ということも知ることができます。
(2)「〈随想〉野毛山動物園開園七十周年を迎えて」藤岡隆二
(「郷土神奈川」第60号 神奈川県立図書館 2022.3)p.38~43
筆者は37年間野毛山動物園の職員として働いていた方です。
野毛山公園ができる前の明治時代から現代の野毛山動物園までの歴史を知ることができます。
なお、こちらの資料はインターネット上でも確認できます。
郷土神奈川(神奈川県立の図書館HP)
https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/publications/kyodo-kanagawa/
(3)「野毛山動物園の歴史① 野毛山動物園開園までの経緯」 白石利郎・藤岡隆二
(「Zooよこはま」Vol.114 横浜市動動園友の会 2020.09)p.4~9
昭和20年代の戦後から野毛山遊園地開園までについて記述があります。
野毛山遊園地が開園する前に行われた「日本貿易博覧会」の話が中心です。
(4)「野毛山動物園の歴史② 野毛山遊園地から野毛山動物園へ」 白石利郎・藤岡隆二
(「Zooよこはま」Vol.115 横浜市動動園友の会 2020.12)p.4~11
上記1(3)の資料の続きです。
野毛山遊園地開園後から「野毛山動物園」への名称変更までについて記述があります。
(5)『横浜西区史 区制50周年記念』 横浜西区史編集委員会/編
横浜西区史刊行委員会 1995.03
p.348~352「第三節 動物園」
「野毛山動物園の誕生」では、野毛山遊園地から野毛山動物園になるまでについて、
簡潔に述べられています。
p.349からの「野毛山動物園概史」では、昭和26(1951)年からの動物園の変遷や
入園した動物名などを知ることができます。
上記の他、野毛山公園についてはp.335からの「第一節 公園」、
野毛山遊園地についてはp.344からの「第二節 遊園地」にて記述があります。
(6) 野毛山動物園の歴史(野毛山動物園HP)
https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/about/outline.php#enkaku
昭和26(1951)年に「野毛山遊園地」として開園したところから記載があります。
2「野毛山遊園地(野毛山動物園の旧名称)」までの歴史を知ることができる資料
(1)講演「野毛山はどうしてハマっ子の憩いの場になったのか」青木祐介
(『第42回 歴史を生かしたまちづくりセミナー
「野毛山のヒミツ ~どうしてハマっ子の憩いの場になったのか?」実施報告書』)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/design/ikasu/seminar.files/0007_20221228.pdf
令和元(2019)年8月4日に行われたセミナーの1つ目の講演にて
開港の頃の野毛山から昭和26(1951)年の野毛山遊園地開園頃までの歴史について
述べられています。
報告書のp.7より、当日の講演にて話された内容の記載があります。
また、p.21からは当日のスライド資料等も見ることができます。
(2)『横浜の公園史稿 居留地時代から昭和40年代まで』
横浜市公園緑地行政資料調査会/編 横浜市緑政局公園部管理課 2003.01
「公園史(三)」のp.26~42「(Ⅲ)野毛山公園」
野毛山動物園の前の名称である「野毛山遊園地」が開園するまでの流れを知ることができます。
野毛山公園になるまでの歴史だけではなく、造成整備費や入園者状況、
公園名称などに関する告示内容などの情報も記載されています。
(3)『横浜市史 Ⅱ 第2巻(上)』 横浜市総務局市史編集室/編 横浜市 1999.03
p.272~273「野毛山公園の整備」(第二章 戦災復興と都市計画)
どのようにして野毛山遊園地を建設することになったのか、ということを知ることができます。
p.61においては、野毛山遊園地の広さについて触れられています。
3「野毛山公園」までの歴史について知ることができる資料
(1)「横濱の秘めたる歴史 横浜財界人の栄華の地 野毛山」鳥居民
(「横濱 YOKOHAMA」Vol.14 2006年秋号 神奈川新聞社)
p.50~53
明治ニ十年代の野毛山について記述があります。
ここに別邸や邸宅を建てた原善三郎や茂木惣兵衛などの商人についても記述があり、
当時の野毛山の様子や別荘の様子がわかる絵葉書、明治31年頃の地図なども載っています。
(2)『横浜市史稿 地理編』横浜市役所/編纂 臨川書店 1985.12
p.970~971「野毛山公園」
野毛山公園について記述があります。大正時代頃の野毛山公園の様子についての
描写もあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 動物学 (480 10版)
- 造園 (629 10版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000338515