レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年10月19日
- 登録日時
- 2022/12/29 00:30
- 更新日時
- 2023/01/07 00:30
- 管理番号
- 0C22008656
- 質問
-
解決
昭和50年代に、日本人のいちばん好きな流行歌は「青い山脈」だったというアンケート調査があった。この調査の出典が何か知りたい。
- 回答
-
(1) 『 流行歌物語 -精選盤 昭和の流行歌-』 (日本音楽教育センター [出版年不明)
p.14-21「昭和とともに歩みつづけてきた、僕の音楽人生。/服部良一」のp.15「日本人に最も愛された曲「青い山脈」」の項に 、「昭和五十五年にTBSが行った『歌謡曲と日本人』というアンケート調査で、明治、大正、昭和の三代にわたる一〇〇〇曲の中から、日本人が最も好きな歌のトップに選ばれたこともある。このときの支持率は51%。日本人二人に一人が、この曲を好きだ、といってくれている。」とあります。
(2) 『私の履歴書 文化人 14』 (日本経済新聞社/編 日本経済新聞社 1984.4)
p.411-482「服部良一(作曲家)」のp.470「青い山脈」に関する記述の中で「東京放送の『調査情報』誌が「歌謡曲と日本人」のテーマで明治、大正、昭和の三代にわたる千曲の歌謡曲について全国三千人を対象にしたアンケート調査を行った。その結果、「日本人の最も好きな歌」のトップに、この曲が選ばれていた。」とあります。
なお、上記(2)に記載があった資料『調査情報』の所蔵機関を確認したところ、広島県立図書館( https://www2.hplibra.pref.hiroshima.jp/ )で以下のとおり雑誌として所蔵があることがわかりました。
タイトル:調査情報 TBS
出版者:東京 TBS調査局調査部
所蔵期間:開214号(1977.1)-411号(1993.8)
累積注記:出版者の変更:TBS調査局調査部→TBS企画調査局調査部(309号 1984.12)→TBS調査局調査部(317号 1985.3)→東京放送(386号 1991.5-)
- 回答プロセス
-
1.「Google」にて、キーワード“青い山脈 アンケート”、“青い山脈 アンケート site:ac.jp”で検索。論文「リンゴ村が消えるまで -昭和20年~40年の歌謡曲に見る戦後日本-」(山根 宏)( https://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/lcs/kiyou.html )が見つかり、「『青い山脈』はどうか。1980年にTBSが行った『歌謡曲と日本人』というアンケート調査では、(略)日本人が最も好きな歌の第一位に挙げられている」とあり。
2.プロセス1で見つかった論文の参考文献を確認。資料(1)が見つかる。
3.「国立国会図書館サーチ」「Googleブックス」「Google」などのデータベースで、キーワード“歌謡曲と日本人 アンケート”などで検索するが、アンケート結果自体の資料は見つからず。ただし「Googleブックス」より資料(2)が見つかる。
4.資料(2)の記述より、「国立国会図書館サーチ」にて、キーワード“東京放送 調査情報”で検索。『調査情報TBS』(TBS調査局調査部)の1980年の資料を広島県立図書館が所蔵されていることを確認。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 声楽 (767 9版)
- 経営管理 (336 9版)
- 参考資料
-
- 当館書誌ID <0014320150> 流行歌物語 -精選盤 昭和の流行歌- 日本音楽教育センター [出版年不明] 資料(1)
- 当館書誌ID <0070076751> 私の履歴書 文化人 14 日本経済新聞社/編 日本経済新聞社 1984.4 9784532030841 資料(2)
- キーワード
-
- 青い山脈
- 服部良一
- 歌謡曲と日本人
- 調査情報
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000326544