レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20210122
- 登録日時
- 2021/07/08 00:30
- 更新日時
- 2021/10/09 09:51
- 管理番号
- 0401002674
- 質問
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解決
河川名変更時期について
熊本市東部、秋津川・木山川・矢形川の改修が昭和8年ごろ行われ、河川の名称が、木山川→秋津川、赤井川→木山川(矢形川はそのまま)に変更されたが、その名称変更が、いつ行われたのかを調べている。昭和20年ごろとは聞いているが、はっきりとわかる文献を探している。
- 回答
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『益城町史 通史編』
1234Pに記載あり。
1933年(昭和8年) この年赤井川(沖の川)の河川改修工事着工、同16年に完成し、旧木山川は秋津川に、赤井川は木山川と改称。
- 回答プロセス
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『熊本県大百科事典』 (秋津川、矢形川、赤井川の項目の記載なし。)
200p木山川
阿蘇外輪山の一峰、冠ケ岳に源を発し、外輪のその野を流れ、上流部で布田川、金山川などを合わせて、上益城郡上益城町で肥後台地の南に出る。やがて益城山地からの水を集めて赤井川、岩戸川が合流し、水量が豊かになり益城低地を灌漑し、江津湖の東方で、北からの秋津川、南からの屋形川と合流、加勢川となる。源流から江津湖まで約16キロ。
『角川日本地名大辞典 43』 (秋津川の記載なし。)
74p1行 (赤井川について)
目藻川は赤井川と合流、さらに加勢川となり・・・。
【赤井城】 北麓を赤井川が西流し・・・。
395p 木山町
昭和8~16年赤井川・木山川の河川改修工事がなされ、木山川を赤井川に合流させ、堤防を構築した。この改修工事による枯水に対して農民80人が昭和15年堤防の破壊を計画したが、知事の仲介で妥結(熊本昭和史年表)。
395p 木山川
改修前の木山川(現在の秋津川の流路)は河口の川尻と益城地方とを結ぶ舟運河川として利用され・・・。
『熊本の昭和史 年表』
91p 昭和8年(1933)20日内務省土木局、15カ年計画で中小河川改修計画を立案。県下11河川を選定。
173p 昭和15年(1940)7月14日木山川改修県営工事による旧木山川の枯水に怒り堤防破壊を計画、知事仲介で妥結。
上記資料に記載が無かったので『益城町史』を調査した。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 熊本県大百科事典,熊本日日新聞社/編,熊本日日新聞社,1982.4 (200p木山川 秋津川、矢形川、赤井川の記載なし。|0111647095|C/031/ク/)
- 角川日本地名大辞典 43,「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編,角川書店,1987. (74p1行目藻川は赤井川と合流、さらに加勢川となり・・・。 【赤井城】 北麓を赤井川が西流し・・・。 395p木山町、木山川|0113394985|C/290.3/カ/)
- 日本歴史地名大系 44,平凡社,1985.3 (0111837845|C/290.3/ヘ/)
- 熊本の昭和史 年表 昭和元年?61年10月,熊本日日新聞情報文化センター/編,熊本日日新聞社,1987.2 (173p 昭和15年(1940)7月14日木山川改修県営工事による旧木山川の枯水に怒り堤防破壊を計画、知事仲介で妥結|0112722459|C/207/ク/)
- 熊本県史 近代編 第1,[熊本県]/編,熊本県,1961. (546p緑川の記載あり(赤井川、木山川)天明年間まで。583p河川舟路表(明治初年)木山川、赤井川。|0113040570|C/201/ク/1)
- 城南町史,松本 雅明/編,城南町史編纂会,1965.7 (142p緑川の記載あり。|0110358694|C/210H/マ/)
- 上益城郡誌,名著出版,1973.9 (4p木山川|0117422568|C/290G/カ/)
- 益城町史 史料・民俗編,益城町史編纂委員会/編,益城町,1990.3 (0119209948|C/210G/マ/2)
- 益城町史 通史編,益城町史編纂委員会/編,益城町,1990.3 (1234P年表 1933年旧木山川は秋津川に、赤井川は木山川と改称。|0119209930|C/210G/マ/1)
- 熊本県議会史 第4巻,熊本県議会事務局/編,熊本県議会事務局,1975 (0112341938|D/314/ク/)
- キーワード
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- 木山川
- 秋津川
- 赤井川
- 緑川
- 益城
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000301500